【鎌倉みんなのスタジアム】プロジェクト続報 鎌倉インテル営業マン一年生のGKシュウヤマン日記 弐ノ巻
【鎌倉インターナショナルFC】
人工芝ピッチを アカラクリニック院長は治療に活用する!?
夜は「スナック」になるアカラクリニック
いろんな人と出会い、話を聞いたり、つながったりすることが好きな福田院長の発案だったという。思いついたら、すぐに実行する、という福田院長の姿勢、見習わなきゃいかん。最近はコロナ禍で「スナック」は開店できていないらしいが、世の中が落ち着いたら、ワイも参加したいな。看護師さんとの出会いがあったりして…。ドキドキ。
鎌倉市内のいたるところで見かける「鎌倉みんスタ」のポスター 【鎌倉インターナショナルFC】
グループで共同募金の動きも
このクラウドファンディングには、個人向けに約3年間にわたって一口3万円で1平方メートル四方のピッチのオーナーになれる、というリターンがある。当初、個人向けの一口3万円は、金額が少し高いこともあって苦戦したが、ようやく浸透し、支援者が少しずつ増えて来た。地元の少年少女サッカーチームや主婦、商店街などが、共同募金という形で、グループでの支援の動きも出てきた。本当にありがたい。
だが、企業向けの高額のリターンは、依然として苦戦が続いている。一口110万円で、この鎌倉みんなのスタジアムにバナー広告(縦90センチ×横300センチ)を約3年間にわたって掲示するというリターン。さらに一口660万円で観客席+バナー広告や、一口1,650万円で、スタジアムのネーミングライツ、というものもある。
苦戦が続くなか、鬼軍曹がこの「#鎌倉みんスタ」プロジェクトのことを話すと、福田院長は、すぐに110万円の支援に賛同してくれたという。
院長のワラジは何足?
さらにこの1月、かわら版の体裁の「月刊アカラヴィレッジ」を創刊した。「アカラ」とはハワイ語で「太陽」を意味することや、愛車のジープのことを書き、さらに鎌倉インテルのことも記事にしてくれていた。そのなかで、福田院長は「サッカーが嫌い」と言っていた。
試合も、営業も、事前の準備が大切だ。「福田院長のことをしっかりリサーチして来ました!」いうアピールも込めて、ズバリ聞いてみた。
かわら版スタイルの月刊アカラヴィレッジの創刊号 【鎌倉インターナショナルFC】
サッカーは嫌いじゃない!?
えっ!? 慌てて、手元の「月刊アカラヴィレッジ」を見る。先生の言う通りだ。「嫌い」とは、ひと言も書かれていない。しししまった…。忖度し過ぎ。いや単なる早合点か。鬼軍曹が再びギロッとワイをにらむ。顔が熱くってきた。致命的なミスじゃ〜!
85%の時間はみんなが使えるスタジアム
残りの85〜90%は、鎌倉の少年少女のサッカーチームやスクール、近隣の中学、高校のクラブ活動、大学や社会人チームなどに、練習や試合で使っていただきたいと思っている。みんなに貸し出して、商売をして約3年で7000万円を回収しないと赤字だ。
シュウヤマンの驚異的な跳躍。鎌倉みんスタができれば、みんなも跳べる 【鎌倉インターナショナルFC】
シュウヤマンの密かな野望
だからワイは伝えたい。地元鎌倉への貢献のひとつとして、GKの技術の基礎と面白さを。平日の夕方とか、鎌倉の小学校、中学校のGKのなかから希望者を集め、できれば参加費無料でGKレッスン会を開催するっていうのはどうだろう。無料なら、より多くのGKの卵が参加してくれるはず。こうした活動は、鎌倉インテルの理念にも合っていると思う。とはいえ、どうすれば無料で開催できるのか。頭をひねらないと…。
鎌倉インテルのデジタル作戦
「鎌倉インテルの理念に大いに共感する」と語る福田院長 【鎌倉インターナショナルFC】
青々とした人工芝のピッチをみなさんと歩きたい
建設予定地を訪れ、スタジアムの完成を心待ちにする福田院長 【鎌倉インターナショナルFC】
福田院長が「第1号」を決断したワケ
福田院長は大きくうなずいた。「そうです。鎌倉インテルの地元に密着する姿勢と、単なるサッカークラブではなく、日本の国際化を目指す、という理念はすばらしい。さらに行政に頼らず、民間の資金だけで、鎌倉初めてとなる、人工芝のグラウンド作り。この無謀とも思えるチャレンジに、大いに共感しました。私がいま、この鎌倉で取り組む、これまでにない医療の提供と、相通じるものを感じています。しかも今回、当クリニックの支援は、企業からのクラウドファンディングとしては、最初となる『第1号』と聞きました。先んじて、一歩前へ踏み出す姿勢は、鎌倉インテル、また当クリニックの理念とも共通します。これからも鎌倉インテルを応援します。一緒に鎌倉に貢献していきましょう」
福田院長と話していたら、元気になってきた。体のなかから、エネルギーが沸いてくる感じ。あれっ、GKと営業マンの二足のワラジが楽しくなって来たかも。今晩はぐっすり寝られそうだ。
(おわり)
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