【BOATRACE】森下愛梨が白熱の接戦を道中全速ターン連発でデビュー初V! 丸亀ヴィーナス

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 ボートレース丸亀(ナイター)のヴィーナスシリーズ(8月1日~6日開催)が6日に終了した。優勝戦は1号艇の森下愛梨(静岡出身・静岡支部27歳)【写真3枚】が白熱の競り合いを制して1着。1マークでは2号艇の佐々木裕美に差しを許したが、2マーク、2周1マークと連続で全速ターンを決めて逆転し先頭に立った。3着には5号艇の若狭奈美子が入り、3連単1-2-5で3410円の9番人気決着となっている。

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 今節の森下は1・1・2・3・1・2・3・1・1着。引いたモーター55号機は2連対率20位の中堅機だったが、初日に3コースまくりと1コース逃げで連勝を飾るなどシリーズ序盤から軽快な走りを披露。予選2位に入って自身初の準優1号艇を手にした。そして準優で1コース逃げを決めて通算3回目の優出を果たすと、初めての優勝戦1号艇では逃げ切りこそならなかったものの、道中で圧巻の逆転劇を披露。節間オール3連対で頂点に立った。

 レース後には「本当にうれしいです。緊張していました。1マークはちょっと(ターンを)もらしたと思って。2マークは優勝戦でもあるし、全速でやり切ろうと思って。師匠(長嶋万記)にもようやく優勝で恩返しができました」と周囲の人々に感謝しきりだった。多くのレーサー仲間が集まって水神祭も行われた。

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 森下は2017年5月デビューの120期生。初出走から約7年3カ月での初優勝となった。120期生では佐々木完太や前田篤哉らに続く8人目の優勝で、120期女子では優勝一番乗りとなっている。

 森下はこの活躍で今期勝率が今節開始前の4.87から5.60まで大幅にアップ。これまでの自己ベスト(2023年後期適用の5.12)を上回るペースとなり、A2級初昇格へ一気にチャンスが広がってきた。

 森下の次節は8月19日からの浜名湖オールレディース。さっそく地元に凱旋(がいせん)だ。レディースチャンピオンから転戦してくる長嶋万記や三浦永理らを相手に、どんな走りを見せるのか注目が集まる。

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 浜名湖では来年2月にスピードクイーンメモリアル、来年8月にレディースチャンピオンと女子ビッグレース開催が決まっているだけに、地元の大舞台をめざす森下から今後ますます目が離せなくなりそうだ。

【女子レーサーの初優勝(最近1年間)】
2023年8月27日 上田 紗奈(蒲郡男女ダブル戦)
2023年11月23日 深尾 巴恵(平和島一般戦)
2023年11月26日 實森 美祐(丸亀男女ダブル戦)
2024年2月19日 赤井  睦(唐津ヴィーナスシリーズ)
2024年4月27日 原 加央理(桐生一般戦)
2024年6月30日 福岡 泉水(桐生ヴィーナスシリーズ)
2024年8月6日  森下 愛梨(丸亀ヴィーナスシリーズ)

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