【UFC】フェザー級タイトルマッチがアブダビ開催のUFC 308メインイベントに

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UFCのデイナ・ホワイトCEOが、今年2回目となるアブダビでのイベントとして、現地時間10月26日(土)にUFC 308を開催すると発表した。メインイベントではフェザー級チャンピオンのイリア・トプリアが、元フェザー級王者で現BMFチャンピオンであるマックス・ホロウェイを相手に初防衛戦に臨むという。

両選手はともに今年最高のノックアウトシーンを生み出したばかり。トプリアは第2ラウンドでアレクサンダー・ボルカノフスキーにチョークスリーパーを決めてタイトルを獲得しており、ホロウェイはUFC 300で試合終了間際にジャスティン・ゲイジーを右ストレートでノックアウトしている。

ラスベガスで行われたUFC 300でホロウェイが劇的な勝利を収めたことで、今回の対戦への期待は高まっていた。ホロウェイとトプリアがアブダビでオクタゴンに上がった際には、ここ最近に2人がソーシャルメディア上で繰り広げてきた口論は一切関係なくなるだろう。無敗のトプリアがフェザー級史上最高の選手と称されるホロウェイを倒すことができれば、フェザー級での王座君臨を確固たるものにするチャンスがある。一方のホロウェイは、2019年12月に初めてボルカノフスキーにベルトを奪われて以来、ようやく王座を奪還することができるかもしれない。これまでホロウェイは何度か印象的なパフォーマンスを見せてきたが、ボルカノフスキーという壁を越えることはできなかった。

ホワイトはまた、元ミドル級チャンピオンのロバート・ウィテカーと無敗を誇るハムザト・チマエフとの5ラウンドマッチを再び組むことも発表している。この試合はもともとサウジアラビアで開催された初のUFCイベントで行われる予定だったが、チマエフが体調不良のため試合2週間前に出場を辞退し、代役として新進気鋭のミドル級コンテンダーであるイクラム・アリスケロフが出場。ウィテカーは急きょ、初めて対戦する選手との試合に臨むことになったにもかかわらず、第1ラウンド開始から2分も経たないうちにアリスケロフをノックアウトし、過去9年で自身最速のフィニッシュを飾った。ウィテカーとチマエフによるこの重要なミドル級戦は、UFC 305のメインイベントで激突する王者ドリカス・デュ・プレシと元ミドル級王者イズラエル・アデサニヤの勝者に挑む、次の挑戦者を決定することになるかもしれない。

この大会でフランス出身の奇才、シリル・ガーンはアレクサンドル・ボルコフとの再戦によってオクタゴンに復帰する。2019年に行われた初対決では、5ラウンドの末にガーンがユナニマス判定で勝利したが、ボルコフはその後の6試合中5試合に勝利し、唯一負けた相手は暫定ヘビー級王者のトム・アスピナルという戦績を誇る。ガーンが最後に参戦したのは1年以上も前になるが、連勝中のボルコフに勝利できれば、ヘビー級のトップコンテンダーとしての地位を固めることができるはずだ。

UFC 308ではライトヘビー級のマゴメド・アンカラエフとアレクサンダル・ラキッチの対戦も予定されており、この試合によってアレックス・ペレイラが保持する王座に挑戦する次の挑戦者が決まる可能性がある。2021年3月に最後の勝利を挙げているラキッチは、膝のケガによって今年4月に開催されたUFC 300でイリー・プロハースカと対戦するまで戦線を離脱していた。3年振りの勝利を目指すラキッチと対戦するアンカラエフは、2024年最初の試合でジョニー・ウォーカーと再戦し、第2ラウンドで勝利を決めており、ここでもう1勝できれば2度目となるタイトル挑戦のチャンスが巡ってくるかもしれない。
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