アトレティコ・デ・マドリードは、好敵手ヌマンシアとのプレシーズンデビュー戦に挑んだ。そして、シメオネ監督率いるチームが1-1の引き分けの後、PK戦を5-3で破り、トロフィーの勝者となった。

アトレティコにとって最初の夏のプレシーズンは、勝利と好感触でスタートし、特に試合前半ではコレア、リケルメ、レマルの傑出したパフォーマンスでスタートした。

アトレティコ・デ・マドリーは何度もヌマンシアのエリアに侵入し、特にサイドバックのマルコス・ジョレンテの右サイドからの攻撃と、レマルのエリア内への力強い進入で試合を支配し始め、ゴールはなかったものの、いくつかのチャンスを作った。

14分、アトレティコ・デ・マドリーの最初の得点チャンスのひとつは自陣エリアからのプレーで生まれ、レマルの素晴らしいシュートでバーに当たるもゴールとはならず。その後のリバウンドをジョレンテが狙ったが、枠外となった。

25分にはヌマンシアがフィールド中央からのシュートでモルドバンを驚かせようとしたが、最終的にはゴールの上を越えた。

途中休憩前の最後のプレーでアトレティコ・デ・マドリーにチャンスが訪れる。リケルメがペナルティエリア端で得意のコースを探し、上隅に素晴らしいフィニッシュを決め、赤と白のチームが先制した。

だが、喜びは長くは続かず、ヌマンシアのフェルナンデスがエリア内でボールを強奪した後、リベイラとのコンビネーションからダイレクトシュートを決め、試合は振り出しに戻った。

後半に入ると、ヌマンシアは体勢を整えて最初の数分間をボールを支配し、アトレティコ・デ・マドリー相手にポゼッションプレーを仕掛けてきた。

そこでシメオネ監督は、中断明けに先発メンバーを10人変更するという抜本的な変更を加え、多くの生え抜き選手にチャンスを与えた。だが、60分過ぎからは両チームともボールを十分に保持できず、大きな危険やチャンスもなく試合は互角になり始めた。

ヌマンシアが後半から勢いを増していたものの、両チームに逆転のチャンスは訪れず、試合終了まで明確な勝敗がつかなかった。

後半終了後はPK戦となり、アトレティコ・デ・マドリーが5連続PKを成功させ（5-3）、ヌマンシア戦を制した。