【ガンバ大阪】攻撃的な湘南の3バックを攻略へ。3連勝で中断期間前の最後の一戦を締めくくる

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【ⓒGAMBA OSAKA】

天皇杯との過密日程をものともせず、アウェイの鳥栖戦をクリーンシートで勝ち切ったガンバ。リーグ最小失点タイの守備の安定を継続したまま、坂本の今季4点目で先手を取り、途中出場のジェバリがリーグ戦2試合連続のゴールをゲット。「途中から出てきた選手が点を取るのは強いチームになるために必要」と中谷も話すが、チーム一体となって勝ち取った勝利だった。

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「中断期間まで突っ走りたい」と話したポヤトス監督だが、2位に浮上したガンバと首位町田の勝点差はわずかに5。パリ五輪による中断期間前の最後の試合となる湘南戦は3連勝を目指す一戦だが、ポヤトス監督は「夢、悲願に向かっていきたいと選手に伝えた」とガンバが目指すべき場所への想いを口にした。
ホームに集うサポーターの圧倒的な後押しを受け、強いガンバを取り戻しつつある今、湘南戦も当然勝点3だけを目指して戦うことになる。

かつては球際の激しさをベースに縦に速いサッカーを志向してきた湘南だが、ボールを握るのが今のスタイル。ガンバとしては、固い守りをベースにしながらも、クレバーにかつアグレッシブに、湘南のゴールをこじ開けに行くことになる。

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アウェイでは2-1で勝利したものの湘南のボール保持に手こずったガンバだが、その教訓を生かすことが今節のミッションになる。3バックを採用する相手に対しては今季、苦戦することが多いガンバだが「個人で奪いに行くというよりは、前から方向性を制限してハメる方が相手はボールを動かし辛い。そこは上手くやっていきたい」と中盤で攻守にハードワークする鈴木も、周りを適切に動かしながら、ゲームをコントロールしたい考えだ。
「サイドで上手くポケットを攻略する形も増えてきた」(鈴木)。鳥栖戦では押し込んだ展開から見事に右サイドを崩し切ったが、ガンバがボールを持てば自ずと「(宇佐美)貴史やウェルトンやダワンらの才能が証明してくれる」と、ポヤトス監督も前線の質への自信を口にする。

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一方、順位こそ降格圏内の18位だが、湘南も今季初の3連勝を目指してパナソニックスタジアム吹田に乗り込んでくる。
ガンバのレジェンドの一人、山口監督が率いる湘南の復調の要因の一つが、攻撃的な3バックを採用し、ボールを握るスタイルが浸透し始めていることだ。阿部や奥野、小野瀬ら元ガンバ勢も擁する湘南ではあるが、とりわけ注意が必要なのはガンバ大阪ユース育ちでガンバ大阪U-23でもプレーした高橋だ。
右サイドで攻撃的な持ち上がりを持ち味とする高橋が3バックの一角に先発で名を連ねてから湘南は2連勝。また高橋と同じサイドでは、かつてガンバでプレーした鈴木雄斗も存在感を放っているが、前節ハットトリックを達成したルキアンへのクロスやパスを制限することも不可欠になる。

一戦必勝のスタンスに変わりはないが、「優勝に向かって毎週末の試合で夢を繋いでいきたい」(ポヤトス監督)。
ガンバの3連勝を信じるサポーターとともに、勝って中断期間を迎えたい。
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著者プロフィール

ガンバ大阪は、北摂・北河内地域をホームタウンとして活動しています。 「ガンバ」は、イタリア語で「脚」を意味する言葉で、日本語の「頑張る」にも通じています。 「チーム一丸となって勝利を目指して頑張るチーム」「どんな状況でもガンバって勝利を勝ち取るチーム」「大阪をホームタウンとし、大阪を中心とした関西ファンの声援を受けてガンバるチーム」「日本一、世界一のクラブ組織に向けてガンバるサッカークラブ」という気持ちが込められています。

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