【BOATRACE】「負けた晩は眠れなかった」と西山貴浩が地元水面で王道優勝かける 若松ナイター

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 ボートレース若松(ナイター開催)の「若松夜王シリーズ第1戦 アヤメカップ海属王決定戦」は9日、最終12Rで優勝戦が行われる。

 西山貴浩(福岡出身・福岡支部37歳)【冒頭の写真】と原田幸哉が2枚看板の4日間短期決戦だったが、低評価のモーターを引いていた原田は準優勝戦で敗退し、優出ならず。西山が予選をトップでクリアし、準優勝戦でも1コースから逃げ圧勝。順当にポールポジションを手に入れた。

 優勝戦のメンバーと通算優勝回数は次のとおり。

<若松 最終日 12R 海属王優勝戦>
1枠 西山 貴浩(福岡・福岡)通算47V
2枠 梶原  正(福岡・福岡)通算5V
3枠 竹田 辰也(山口・山口)通算18V
4枠 井本 昌也(山口・山口)通算0V
5枠 大上 卓人(広島・広島)通算22V
6枠 坪口 竜也(長崎・長崎)通算2V
※()内は出身・支部の順

 ここ最近、若松では常に上位モーターを手にしていた西山貴浩も、今節は低評価でなおかつプロペラに強い癖(極端な伸び型仕様)があるモーターを引いてしまい、苦戦を強いられてもおかしくはなかったが、本体整備と懸命なプロペラ調整に正解を出し、出足はしっかり仕上がった。実は2日目に1コースで4着と敗れていたのだが、「悔しくて夜は眠れず、負けたレースのリプレイを何度も見た」と猛反省。負けた原因はターンではなく調整不足によるものだったのだが、そこもしっかり修正。準優勝戦の気配を見る限り、優勝確率はかなり高そう。

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 地元ベテランの梶原正(福岡出身・福岡支部49歳)【写真上】は2021年12月の宮島以来、実に2年7か月ぶりの優出。前節に山田哲也が12戦11勝の準パーフェクトで全24場制覇を達成した上昇機を手にして、ここまでオール2連対の快進撃。「日に日に良くなっているし、全部の足がいい」とパワーの仕上がりは文句なしの節イチ仕立て。2005年1月の当地正月戦で、あの艇王・植木通彦を6コースから撃破して以来、19年半ぶりの優勝を狙う。

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 準優勝戦10Rで3、2号艇ながら見事なワンツーを飾った竹田辰也(山口出身・山口支部40歳)と井本昌也(山口出身・山口支部27歳)【写真上・左が竹田、右が井本】の山口支部コンビは、優勝戦は3、4号艇から再度ワンツーをめざす。竹田は大幅なパワーアップに成功しておりチャンスは十分。井本はこれが通算16回目の優出で、悲願の初優勝がかかる。

 外枠ではあるが大上卓人と坪口竜也もパワー面では見劣りせず侮れない存在。特に大上は得意の奇数コースであり、伝家の宝刀でもある「まくり差し」で西山貴浩に肉薄するシーンがあるかもしれない。まくり差しが決まりやすい強めの向かい風予報も大上には好都合になりそうだ。
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