優駿スプリントは、枠順や負担重量が注目ポイント!
3歳馬限定の1,200mスプリント重賞として2011年に新設。短距離のスペシャリストを目指す若駒たちがしのぎを削る。このレースの優勝馬は秋以降の古馬勢(4歳以上馬)との対決でも活躍が目立つ傾向だ。ここでは優駿スプリント10年の結果から、レースの傾向を分析する。
<レース情報>
第14回 優駿スプリント(SII)
2024年7月10日(水) 20:10発走
距離:1,200m
第13回優勝馬:フジコチャン号 【東京シティ競馬】
■5番人気以内の馬も6~11番人気の馬も3着内率は大差ない
【単勝人気順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
なお、第7回(平成29年)以降の過去7年に限ると、5番人気以内の馬は[4-3-2-26](3着内率25.7%)、6~11番人気の馬は[3-4-5-30](3着内率28.6%)、12番人気以下の馬は[0-0-0-33](3着内率0.0%)である。上位人気グループの馬があまり信頼できないレースと言えそうだ。
■連対率が高いのは「大井」「川崎」勢
【所属別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
■内寄りの枠に入った馬は割り引きが必要
【枠番別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
なお、第8回(平成30年)以降の過去6年に限ると、1~2枠の馬は[0-1-0-23](3着内率4.2%)、3~6枠の馬は[4-5-4-35](3着内率27.1%)、7~8枠の馬は[2-0-2-20](3着内率16.7%)である。7~8枠の馬は以前に比べ3着内率が上がっているものの、1~2枠の馬は引き続き過信禁物と見ておきたい。
■負担重量が軽い馬は不振
【負担重量別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
■大型馬は比較的堅実
【前走の馬体重区分別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
なお、第9回(令和元年)以降の過去5年に限ると、460kg未満の馬は[0-1-0-15](3着内率6.3%)、460kg以上490kg未満の馬は[1-3-3-32](3着内率17.9%)、490kg以上の馬は[4-1-2-18](3着内率28.0%)である。近年の傾向からも、馬格のある馬ほど上位に食い込む可能性が高いレースと見るべきだろう。
■“優駿スプリントトライアル”の上位馬に注目
【“優駿スプリントトライアル”における着順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
なお、第8回(平成30年)以降の過去6年に限ると、「1着」の馬は[1-2-0-3](3着内率50.0%)、2~3着の馬は[0-1-2-8](3着内率27.3%)、4着以下の馬は[0-0-0-22](3着内率0.0%)、「不出走」の馬は[5-3-4-45](3着内率21.1%)である。今年も“優駿スプリントトライアル”の上位馬はしっかりマークしておきたい。
TCKホームページではより詳しいデータや過去全年の傾向も公開している。
<伊吹雅也>
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