7月2日、青森県弘前市・はるか夢球場で行われた東北楽天とオリックスの第12回戦は、4対1でオリックスが勝利した。

　オリックス先発・曽谷龍平投手は2回裏、1死1、3塁からフランコ選手の犠飛で先制される。以降も6回裏まで毎回走者を背負う展開となるも、要所を締める投球で得点は許さず、8回裏に連続四球で無死1、2塁とされたところで降板。後続は古田島成龍投手が打ち取り、無失点で切り抜けた。

　追いつきたい打線は5回表、西川龍馬選手、セデーニョ選手の連打で1死1、3塁と好機を演出。ここで杉本裕太郎選手に3号3ランが飛び出し逆転に成功する。6回表には森友哉選手の安打と相手失策で1死2、3塁とし、セデーニョ選手の適時打でリードを3点に広げた。

　1対4のまま迎えた最終9回裏はマチャド投手が得点圏に走者を背負いながらも、無失点で締めて試合終了。勝利したオリックスは、先発・曽谷投手が7.0回112球6安打3四球7奪三振1失点で5勝目を挙げた。なお、杉本選手が1安打3打点、宗佑磨選手、西川選手、セデーニョ選手が2安打の活躍を見せている。

　一方敗れた東北楽天は、先発・内星龍投手が5回89球4安打3四球1奪三振3失点と一発に泣き、打線は中盤まで度々走者を出すも、あと一本が出なかった。なお、9回裏にプロ初出場を果たした中島大輔選手に初安打が生まれている。

　 １２３４５６７８９ 計
オ ００００３１０００ ４
楽 ０１０００００００ １

オ ○曽谷龍平-古田島成龍-Sマチャド
楽 ●内星龍-藤平尚真‐津留崎大成‐ターリー

文・藤井美月