【BOATRACE】地元・藤原啓史朗が梅雨の湿気吹き飛ばす伸びで前検1番時計 児島MB大賞

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 ボートレース児島の「G2モーターボート大賞 児島のまくりキング決定戦」(優勝賞金490万円)は、7月1日に前検日を終了し、2日に初日を迎える。今回のサブタイトルは「児島のまくりキング決定戦」で、出場メンバーにまくりの強攻派が多いことも納得だ。

 児島のモーターは昨年12月1日から使用され、半年以上が経過。素性はハッキリしてきた。前検日は海水面のレース場独特ともいえる回転の上がりの重さを訴えるレーサーが多かった。加えてこの時季は湿度が非常に高く、いつもより回転の上がりが鈍くなることが想定される。そんな中、好調モーターを引き当てた選手はおしなべてスムーズな動きを見せた。

 中でも地元の藤原啓史朗(岡山出身・岡山支部34歳)【冒頭の写真】は2連対率32.9%と中堅の44号機ながら、スタート特訓は伸び足が合格点。このモーターは前節に堀之内紀代子が使用し、強伸び仕様で優出6着(優勝戦だけチルト3度)だった。「もらったままチルト3度で特訓に行きました。やはり伸びるといえば伸びますね」と、堀之内の仕上げを継承しているような動きだ。実際に前検タイムは1番時計の6秒61。そんな藤原は初日5Rで6号艇に組まれた。後半は10R2号艇。さっそく強烈なストレートで“まくりキング”にふさわしい攻めを見せてくれるか注目だ。

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 もう1人、予選組で握り込みから行き足までスムーズさを感じさせたのが、同じく地元の白神優(岡山出身・岡山支部33歳)【写真上】。今の時季、前検から出足関係が光っているレーサーは、児島ではなかなか貴重で「伸びは売り切れる感じですけれど、足合わせでも出足は良かった」と白神自身も手応えをつかんでいた。初日は6R6号艇、10R4号艇の外枠2回乗りだ。

 初日12Rの「1stドリーム」は絶好枠・守田俊介(京都出身・滋賀支部48歳)【写真下】の動きが注目される。前検日は梅雨の時季のコンディションと比例し、出足から伸びまで、晴れずに湿っぽかった。特訓を終えた守田は「重たいし、ずれていましたね。今のレベルのままではレースになりません」。初おろし以来、5月初旬にセット交換はあったがそれほど整備されていない46号機の機歴簿を見て、本体整備の必要性を口にした。時間をたっぷり使ってパワーアップをめざす。

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<児島 初日 12R 1stドリーム>
1枠 守田 俊介(京都・滋賀)
2枠 丸岡 正典(大阪・大阪)
3枠 山口 達也(岡山・岡山)
4枠 上野真之介(佐賀・佐賀)
5枠 柳沢  一(愛知・愛知)
6枠 下條雄太郎(長崎・長崎)
※()内は出身・支部の順

 前検気配が平凡だった守田俊介は整備に着手するかも。本来、気配にかかわらず1コース戦はほぼ取りこぼさないので、逃げ切りを本線に。強敵は山口達也と上野真之介のセンターライン。2人とも行き足には及第点を付けていた。
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