冬から春にかけてのフワフワのラフからなら“直ドラ”のチャンスあり!【ドラコン世界女王・大和田紗羅が教えます】
大和田紗羅プロ 【Regina】
◆芝をよく見て、ボールが浮いている状態なら挑戦してもOK
チャンスがあるとしたら、この時期のラフです。夏場だとラフにボールが埋まってしまうので避けるべきですし、真冬だとラフでもボールが芝に浮くことは少ないでしょう。この冬から春にかけてなら、夏のようにボールが埋まるほど芝も伸びていませんし、ボールが芝の上に浮くチャンスは十分あります。運よく芝の上にボールが浮いているなら、思い切って挑戦してみましょう。
ボールが芝の上に浮いているなら直ドラチャンス。最低でもソールよりもボールが上にあることが条件です 【Regina】
いくらフェアウェイでも芝が寝ている時はノーチャンス。夏場でも難易度高めです 【Regina】
◆通常の7割スイングを意識してみよう
それでは、順を追って打ち方を説明します。クラブを短く持つ必要はありません。ティショットを打つときと同じ長さに持ちましょう。ボールの位置は左足カカトの延長線上になります。基本的にはクラブのロフトでボールを飛ばすため、無理に素早く振る必要はありません。ミート率を上げるためにも、クラブをゆっくり上げてゆっくり振り下ろすイメージです。
スイングは通常よりもコンパクトに振ることを心がけます。オーバースイングはもってのほかで、通常の7割ぐらいの振り幅で十分です。ヘッドをボールに当てようとせず、フィニッシュまで振り抜く過程にボールがある意識です。
フェースの芯にさえ当たれば、ある程度の飛距離を稼ぐことは可能です。スイング中に余計な力を入れないように気をつけましょう。力を入れた瞬間にヘッドが芝に刺さります。また、ボールを上げようと意識することもNGです。
ソールを滑らせているかどうかを確認するには、ボールを打つ前に素振りをすること。“サッ”というソールが芝をこする音がするならOKです。
ソールを滑らせながらインパクトを迎えるイメージを持ちましょう。真横からボールをとらえる感じです 【Regina】
打つ前に素振りをしてソールで“サッ”と芝をこする音がするかどうかをチェックしましょう 【Regina】
スイング中は力を入れないこと。ゆっくり上げてゆっくり下ろすイメージでスイング。通常の7割スイングを心がけましょう。ボールを上げる意識を捨て、インパクトは通過点だと考えましょう 【Regina】
◆教えてくれたのは…大和田紗羅プロ
撮影/村上悦子 取材・文/山西英希 取材協力/東京相武カントリークラブ(アコーディア・ゴルフ)
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