【BOATRACE】尼崎グランドチャンピオン 土屋智則が優勝戦1枠で2回目のSGVへ王手!

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 ボートレース尼崎の「SG第34回グランドチャンピオン」(優勝賞金3600万円)は29日、準優勝戦3個レースを行った結果、予選順位が着位差の2位だった土屋智則(群馬出身・群馬支部39歳)【冒頭の写真】が準優11Rを逃げ切り、30日に行われる優勝戦のポールポジション1号艇を手にした。

 5日目の準優第1弾の10Rは、地元の稲田浩二が4コースからトップスタートを放ったが、内3艇も届いて1コースから宮地元輝が逃げ快勝。5コースから強烈にまくり差した平本真之が、佐藤翼と毒島誠に競り勝って2着。

 準優第2弾の11Rは、4コースだった王者・松井繁を含めた5人がゼロ台前半に突入という白熱スタートの末に、1コースの土屋智則が逃げ切り勝ち。3コースから握った池田浩二が、2マークで山口剛を回して差し2着。

 2つの準優が終わり、最終日優勝戦の1号艇が誰になるかは、最後の準優12Rで徳増秀樹が勝つかどうかの結果待ちとなった。その12Rでは3連単10万円台の大波乱が起こった。

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 なんと準優18人の中で、ただ1人1着なしだった5コースの西村拓也(大阪出身・大阪支部37歳)【写真上】が、1コースから先に回った徳増の内へ豪快にまくり差して並び、2マークで先頭に立ったのだ。西村は2019年12月の住之江グランプリシリーズ(4着)以来、2回目のSG優出。西村は「起こしはまずまずいい感じでした。思い切ってハンドルを切るだけでした。いつもどおりの整備(2日目セット交換、4日目ピストン交換)をやって結果が出たので、今までやっていることが間違っていなかったと思えました。地元のつもりで思い切りぶつかるだけです」と引き締まった表情で決意表明した。

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 準優12Rで西村に続いて2着に粘り込んだのは、同じ支部の上條暢嵩(大阪出身・大阪支部30歳)【写真上】だ。最終2マークまで徳増とびっしり競り合った末の優出に、手応え十分の顔つき。上條は優出メンバーの中では平本真之とともにセット交換(シリンダーケース、ピストン2個、ピストンリング4本)をしていないモーターで成し得たベスト6入り。その平本のモーターも前節にセット交換しており、上條は「〝純正〟(大整備していない)の星ですね」と胸を張った。上條も西村と同じく2回目のSG優出。最後まで大整備には目もくれず、目の前のレースに集中する意向を示した。

 この大波乱で優勝戦1号艇は土屋が手にした。準優11Rのスタートタイミングはコンマ02。「自分の勘だけを信じていきました」と冷静だった。「1マークは少し余裕がある感じだったので、しっかりターンできました。プロペラはほとんどいじっていません。今節はモーターに恵まれました」。2023年3月平和島ボートレースクラシック以来、2回目のSG制覇へ、最後まで自分を信じて走りきるのみだ。

優勝戦12Rのメンバーと過去の主な実績は次のとおり。

<尼崎 最終日 12R 優勝戦>
1枠 土屋 智則(群馬・群馬)SGV1 G1V2
2枠 宮地 元輝(佐賀・佐賀)SGV1 G1V1
3枠 西村 拓也(大阪・大阪)SGV0 G1V0
4枠 池田 浩二(愛知・愛知)SGV10 G1V14
5枠 上條 暢嵩(大阪・大阪)SGV0 G1V3
6枠 平本 真之(愛知・愛知)SGV3 G1V4
※()内は出身・支部の順

 土屋智則の1コース先マイが決まるかどうかは、2コース宮地元輝が壁になるかどうかの要素が大きい。その視点で見れば、宮地は1マークまでの行き足、伸びがトップクラス。同体スリットなら、まず宮地が外の攻撃を止める展開が有力だ。相手は大激戦になりそうで、準優同様に回り足が強烈な西村拓也と上條暢嵩の大阪コンビがセンター、アウトから、ともにSG初Vを狙って切り込んでくるか。

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