クボタスピアーズのクラブハウスってどんなところ? 潜入取材レポ
充電もできる“スピアーズのスタバ”
お手製のカウンターへの思いを話す佐藤和敏さん(以下、かずさん) 【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】
筆者はコラム「今日の推しメン」で藤原忍選手を取材した際に利用。爽やかな気分で過ごせました 【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】
【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】
スピアーズクラブハウスの“隠れミッキー”と呼ばれているそう……! 【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】
【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】
【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】
椅子の色はチームカラーのオレンジ 【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】
ダンベルのシャフト置き場も自ら設計
福田選手が知らないうちにネームプレートに写真が飾ってあったそうです 【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】
【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】
世界のトップアスリートが愛用するワットバイク 【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】
シャフトの説明をするかずさん 【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】
自分の役割がスピアーズにあることが幸せ
「クラブハウスキーパーとしての役割だけでなく、公式戦に出ていない選手のモチベーションアップにも貢献したいと思っています。例えば、なかなか出場できない選手に『(公式戦出場まで)もうちょっとだよ!』と励ましたり、選手の胸に抱えている話の聞き役に回ったりもすることもあります」
スピアーズでは、選手・スタッフ全員がフラン・ルディケヘッドコーチと1対1でミーティングする機会があるそうです。それはかずさんも例外ではありません。
「毎回『スピアーズにはいい選手がたくさんいるので、メンバーを変えて一人でも多くの選手にチャンスを与えてほしい』と訴えているんです。昨シーズンではこれまで声をかけてきた選手の活躍をこの目で見られて、スタッフ冥利につきます」
こうした選手のエンパワーメントにとどまらず、DIYや練習器具のメンテナンスなど、その仕事内容は多岐に渡ります。自ら考え、手を動かし、何でも課題解決してしまうというかずさんですが、これまでに受けた相談で難しかったものがあるか尋ねました。
「ハルさん(立川理道キャプテン)に『クラブハウスにサウナつけて!』と言われたときは、さすがに無茶振りだなと思いました(笑)」
人に頼られることが好きなかずさんは、選手の個別相談にも対応しているといいます。「(ルアン・)ボタ選手からは電子機器について相談されます。あとは、松井(丈典)選手や松波(昭哉)選手ともよく話しますね。この前、松波選手にバイクのウインカーの修理方法を教えたら、材料費200円だけで自力で直せたと言っていましたよ」
「自分の役割があること、しかもそれがスピアーズにあることが幸せ」と目を輝かせるかずさん。「これからも自らやるべきことを見つけて、率先して動いていきたい」と次のシーズンを見据えます。かずさんあってこそのスピアーズなのだとしみじみ感じたクラブハウスツアー取材になりました。
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