<重賞レース分析>帝王賞は、臨戦過程などを素直に評価したい!
ダート部門の実力馬たちが全国各地から集う上半期のグランプリレースで、1995年から地方・中央の指定交流競走となっている。大井記念をステップに勝ち上がってきた南関東所属馬や他地区の実力馬に加え、JRAの名だたる強豪馬が一堂に会する注目のレースだ。
ここでは帝王賞10年の結果から、レースの傾向を分析する。
<レース情報>
47回 帝王賞(JpnI)
2024年6月26日(水)20:10発走
距離:2,000m
第46回優勝馬:メイショウハリオ号 【東京シティ競馬】
■人気薄の馬が好走を果たした例は多くない
【単勝人気順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
■「JRA」所属馬が優勢
【所属別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
■「4歳」の馬は信頼できる
【馬齢別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
■大敗直後の馬は割り引きが必要
【前走の着順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
なお、第43回(令和2年)以降の過去4年に限ると、7着以内の馬は[4-4-4-27](3着内率30.8%)、8着以下の馬は[0-0-0-8](3着内率0.0%)、「中止」の馬は[0-0-0-1](3着内率0.0%)である。大敗直後の馬は評価を下げた方が良さそうだ。
■前走の単勝人気順がポイント
【前走の単勝人気順別成績】(過去10年)※「記録なし」は前走が国外の競走だった馬 【東京シティ競馬】
なお、第42回(令和元年)以降の過去5年に限ると、3番人気以内の馬は[4-3-3-25](3着内率28.6%)、4番人気以下の馬は[0-0-0-20](3着内率0.0%)、「記録なし」の馬は[1-2-2-2](3着内率71.4%)である。前走で人気の中心となっていなかった馬は、過信禁物と見ておきたい。
■近年は大型馬が不振
【前走の馬体重区分別成績】(過去10年)※「記録なし」は前走が国外の競走だった馬 【東京シティ競馬】
ただし、第42回(令和元年)以降の過去5年に限ると、510kg未満の馬は[4-3-3-32](3着内率23.8%)、510kg以上の馬は[0-0-0-13](3着内率0.0%)、「記録なし」の馬は[1-2-2-2](3着内率71.4%)である。第42回(令和元年)以降の過去5年は、今回の馬体重が510kg以上だった馬も[1-0-0-14](3着内率6.7%)と安定感を欠いているので、大型馬は疑ってかかるべきだろう。
■“前年の東京大賞典”で健闘した馬は堅実
【“前年の東京大賞典”における着順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
■前走の条件に注目
【前走の条件別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
TCKホームページではより詳しいデータや過去全年の傾向も公開している。
<伊吹雅也>
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