糸井嘉男さんインタビュー 野球の力で北陸の街をより元気に! 〜「能登半島地震・震災復興チャリティーゲーム」アンバサダー

日本海リーグ
チーム・協会

野球の力で盛り上げていきたい!ホームラン競争への出場は!?

オークションに出されている糸井嘉男さんサインバット 【日本海リーグ】

 6月22日(土)に富山県・高岡西部運動公園野球場で、23日(日)に石川県・珠洲市営野球場で「能登半島地震・震災復興チャリティーゲーム」が開催される。

 日本海リーグ選抜チームと韓国独立リーグ選抜によるチャリティーマッチのほか、チャリティーオークションなどが実施されるこのイベントを盛り上げるべく、特別アンバサダーとして北海道日本ハムファイターズ、オリックス・バファローズ、阪神タイガースの3球団でプレーした糸井嘉男氏が就任した。
 
 現役引退後は、野球解説者を中心に多方面で活躍する糸井氏に、今回のアンバサダー就任の経緯、今回のイベントへの思いなどを聞いてみた。



──今回、イベントアンバサダー就任を決めた理由を聞かせてください。
「野球の力で何かを盛り上げるということにとても興味を持っていました。今回は復興に向けてのチャリティーということもありますので、力になれればと引き受けました」

──糸井さんが中学生のときに阪神大震災が、ファイターズ在籍時には東日本大震災がありました。当時を振り返り、ご自身がどのような心境だったか教えてください。

「阪神大震災のときは、実家の京都にいましたので、大きな揺れを感じたのを覚えています。兵庫県を中心に大きな被害が出た中で、オリックス・バファローズが、“がんばろうKOBE”の合言葉のもとリーグ優勝、その翌年には日本一に輝いたのはご存知の通りです。僕もこの年は、球場に試合観戦に行き、選手のプレーする姿に感動したことを覚えています。東日本大震災では、東北楽天ゴールデンイーグルスの試合で仙台にいくと、津波被害での瓦礫がまだ多く残されていたので、それを目の当たりにしていたたまれない気持ちになりましたね。でも、僕たちプロ野球選手は野球ができる喜びと感謝を胸に精いっぱいのプレーをして、見てくださるファンの皆さまに何かを与えられればという気持ちで試合に挑んでいました。そういう中で、震災から2年後に東北楽天ゴールデンイーグルスが日本一に輝いたわけですから、大きな被害を受けた東北の方々は本当に勇気をもらったと思います」

──この日はチャリティーマッチのほか、ホームランダービーも行われます。現在のところ予定はありませんが、当日、飛び入り参加の可能性はあったりしますか?

「お願いされれば出たいところですが、全くバットを振っていませんし、状態もイマイチなので難しいかな(笑)。でも、出場選手をしっかりと応援して、ホームランダービーを盛り上げますので期待してください!」

──チャリティーオークションにも貴重なアイテムをご提供いただきありがとうございます。今回のチャリティーイベントに向けての意気込み、そして復興に向けて歩みを進める北陸の皆さんへメッセージをお願いします。

「このようなイベントが開催されることは、日本海リーグの選手たちも喜んでいると思います球場へこられる方はそんな選手たちをめいっぱい応援して、勇気をもらってください。僕も微力ながら、イベントを盛り上げて、皆さんに元気を与えられるように頑張ります」
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著者プロフィール

日本海リーグは北陸エリアを活動拠点にするプロ野球独立リーグです。「夢」を原動力とし、すべての事業活動を通じて、ステークホルダーや社会と喜びや感動を分かち合うことで「チャレンジを期待される企業」をめざして感謝を忘れず挑戦を続けていきます。野球界をより発展させ、地域のスポーツ文化醸成や活性化に少しでも貢献することを目的としています。

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