21歳の日本人大学生が挑むインドネシア女子サッカー代表コーチ!
インドネシア女子サッカー代表コーチに就任した谷口拓海さん 【©びわこ成蹊スポーツ大学】
大学進学と運命の出会い
順風満帆な大学生活ではなくても、自ら掴んだチャンス
また、同大学男子サッカー部の石間寛人監督(当時コーチ)との出会いも大きかった。学生コーチとして活動していた2年次生の冬に石間監督から何気なく言われた『びわこのために』という言葉が、今の活力となっている。何か判断する時に、「この結果はびわこのために、チームのために、大学のためになっているのか?」と自問自答するようになったことで、より客観的に物事を考えることができるようになった。それがまた、彼の武器の一つとなっている。
びわこ成蹊スポーツ大学の学生コーチとして指導する谷口拓海さん 【©びわこ成蹊スポーツ大学】
オーストラリアでの価値観の変化
オーストラリアでコーチとして指導したU-18カテゴリーの選手との集合写真 【©びわこ成蹊スポーツ大学】
突然のオファーと決断
新たな責任と期待
「なぜ自分が?」と望月監督にオファーのタイミングで聞いたが、その回答は「情熱を持った若い指導者を探していた」だった。確かに「情熱をもった若い指導者」としては自信があったが、それでも「なぜ自分が?は消えないが、この答えはすぐに出るものでもないので、探し続けたい」と彼は話す。異国でのチャレンジを通して、その問いに対する答えを追求する。21歳の若き指導者のプロサッカーコーチとしてのキャリアがインドネシアからスタートする。この挑戦がどのように実を結ぶのか、今後の活躍に期待が高まる。
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