6年連続Jリーガーを輩出する元なでしこジャパンコーチの望月聡メソッドに迫る(前編)
【©びわこ成蹊スポーツ大学】
◆チームへの第一印象は―
試合前にリラックスした表情を見せる森昂大選手(中央右) 【©Hirofumi AKITA】
◆TOPチームで活躍してきたが、望月監督の方針は―
入学して分かったんですけど、このチームの明るい雰囲気というのはモチさんが作り上げているものなんだな思いました。いつも冗談を言って笑わせてくれるんです。
◆試合に出続けるために意識して取り組んだことは―
◆望月監督からかけられた言葉で最も印象的なことは―
また、大事な試合の前に「いつも通りにね」と声をかけてくれたことです。何かがかかった試合というのはどうしても固くなって緊張したり、逆にいいプレーをしようとして空回ったりしがちですけど、『いつも通りにプレーすれば大丈夫だよ』と僕たちを勇気づけてくれたんだと思います。
チームを率いる望月聡監督 【©Hirofumi AKITA】
◆びわこ成蹊スポーツ大学サッカー部の最大の強みは―
◆4年間で最も成長したと感じていることは―
森選手(写真右)はチームのゲームキャプテンとしてチームを牽引 【©Hirofumi AKITA 】
◆プロの世界で戦う中で、4年間をどう活かすか―
森選手が「ある意味何も言ってくれない」と思わず話すのは、選手の『自主性』、『主体性』を重要視し、望月監督が選手たちを信じているからではないだろうか。2003年の創部以降、関西だけでなく全国でも勝てるチームとして力をつけてきた、びわこ成蹊スポーツ大学サッカー部の強さの根底には、選手やスタッフから『モチさん』と親しみを込めて呼ばれる望月監督の『人間性』があると言えるだろう。『人間性』溢れる望月監督が指導した教え子たちのこれからの成長にも期待したい。
今回インタビューした森選手は、1月11日からチームに帯同しプロ選手としてのキャリアがスタート。同部もすでに2022年シーズンの活動をスタートさせており、今シーズンはJ1神戸への加入が内定しているMF泉を中心に創部初の「日本一」を目指す。
●望月聡監督のプロフィール●
望月 聡(もちづき・さとる)1964年5月18日生まれ。滋賀県出身。守山高校3年時に全国高校サッカー選手権大会でベスト4進出。大阪商業大学へ進学し、全日本大学サッカー選手権大会3連覇を達成。大学卒業後は、日本サッカーリーグで活躍し、日本代表として国際Aマッチにも出場。1992年から1996年の現役引退までJリーグで活躍。
現役引退後は、Jクラブで指導経験を積み、2009年びわこ成蹊スポーツ大学サッカー部監督に就任。2011年FIFA女子ワールドカップでコーチとして日本代表の初優勝に貢献。
試合後、スタンドへ勝利の報告をする望月聡監督(モチさん) 【©びわこ成蹊スポーツ大学】
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