【BOATRACE】SG戦覇者の定松勇樹が末永和也の猛追振り切りドリーム戦制す 唐津ウエスタンヤング

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 ボートレース唐津(モーニング開催)の「G3第11回ウエスタンヤング」は15日に開幕した。

 本来なら初日12Rのドリーム戦に1号艇で登場予定だった羽野直也が発熱のため前検不合格となり欠場。繰り上がりで1号艇が回ってきた地元の定松勇樹(福岡出身・佐賀支部23歳)【冒頭の写真】が1コースから先行。猛追してきた末永和也に道中で肉薄されるシーンもあり、すっきりとした勝利ではなかったが、5月の多摩川ボートレースオールスターでSG戦覇者の仲間入りを果たしたV候補の筆頭が、薄氷の白星発進を飾った。2着には惜敗の末永。3着には新開航が食い込んで、3連単の1-3-4は630円の1番人気で順当決着した。

 勝利した定松勇樹は「過去イチ緊張しました。足自体はいいけど乗り心地が良くなくて…。末永和也選手がずっと見えてました。伸び自体は僕の方がだいぶいいので、振り切れるとは思いましたが…」と笑顔ではなく、ずっと苦笑いの勝利者インタビューに。ただ、感触自体はかなり良く、あとは乗り心地の改善に集中できるのは強みだろう。

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 予選組では地元の安河内健(佐賀出身・佐賀支部28歳)【写真上】が連勝ゴールを飾った。前半6Rはピット離れで飛び出して5号艇から2コースを確保しての差し勝ち。後半10Rは1コースから堂々と押し切った。「ピット離れもいいし、出足がしっかりしていて足は気に入っている」と成績どおりの好感触。7人参戦の地元佐賀支部勢はほかにも常住蓮と山崎鉄平が白星をゲットしており、合計で5勝をマークした。

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 10人参戦している女子レーサーでは、9Rのオール女子対決を制した土屋南(岡山出身・岡山支部27歳)【写真上】が1号艇なしで2、1着の好発進を決めたほか、實森美祐もオープニングの1Rを1コースから逃げて白星をゲット。唐津が誇るエース19号機を手にしている戸敷晃美は4着発進。「伸び寄りの調整をしたが、回ってなさすぎて伸びる感じがない」と、前評判ほどのパワーをまだ引き出せていない様子。

 なお、3Rでは前原大道、6Rでは西岡成美が不良航法を取られてマイナス10点。早くも予選突破が厳しい状況に追い込まれた。
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