セレッソ大阪【天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会 2回戦 C大阪vs.ジェイリース】ルヴァンカップ敗退も糧に挑む天皇杯。頂点へ向け、好スタートを切りたい

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【CEREZO OSAKA】

FC町田ゼルビアとのJリーグYBCルヴァンカップ・プレーオフラウンド第2戦から中2日。休む間もなく舞台を天皇杯に移し、セレッソ大阪は、大分県代表ジェイリースFCとの天皇杯2回戦に臨む。

ルヴァンカップ敗退のショックも残る中での戦いになるが、このタイミングで新しい大会が始まることは、気持ちの切り替えという面ではプラスに働くかもしれない。今大会を迎えるにあたっては小菊昭雄監督も、「いいタイミング」と語る。「ルヴァンカップに関しては、選手、スタッフとも深い思いを持って臨んだ大会でしたので、あのような形で終わってしまい、ショックも大きいですが、逆に言えば、このタイミングで天皇杯が始まることは、いいタイミングで初戦を迎えることができると思います」と2回戦に臨む心境を話す。選手それぞれに悔しさも残っていると思われるが、目の前の試合に全力を尽くし、次なる戦いに歩みを進めていきたい。昨年の天皇杯2回戦でプロ初ゴールを決めた阪田澪哉は、「とても印象深い楽しみな大会」と、天皇杯について話す。今年の2回戦でも、成長著しい彼や北野颯太ら若手の活躍は楽しみだ。また、ルヴァンカップではジョルディ クルークスや上門知樹、奥田勇斗らが好パフォーマンスを披露したが、引き続き、リーグ戦での出番が少ないプレー機会に飢えた選手たちのアピールにも期待したい。

【CEREZO OSAKA】

対戦相手のジェイリースFCは九州リーグに所属しており、天皇杯の大分県予選決勝では、JFLを戦うヴェルスパ大分に2-0で勝利。カテゴリーとしては格上にあたる相手を下して初の天皇杯出場を果たすと、1回戦では徳島県代表のFC徳島を延長戦の末に1-0で勝利し、2回戦にコマを進めてきた。公式戦でJリーグチームと対戦するのは初めてであり、モチベーションは高いだろう。セレッソとしても、そうした相手の強い意気込みを跳ね返すメンタルを持って挑むことが重要だ。J1経験のあるベテラン選手に加え、J2やJ3でプレー経験のある選手も多く、「攻撃は素晴らしいパスワークで攻めてくる。守備でも強度高く、全員で前から圧力をかけてくる」(小菊監督)チームだが、技術・戦術でも相手を凌駕していきたい。選手個々を見れば、清武弘嗣と大分トリニータU-18で同期の小手川宏基も所属している。両者のマッチアップが実現すれば、それも楽しみなポイントだ。

【CEREZO OSAKA】

「どの大会も初戦は大切であり、危険な試合。明日も開始から100%の集中力とメンタリティーで臨みたい」と指揮官は気を引き締める。例年、天皇杯では下のカテゴリーに所属するクラブが上を倒すジャイアントキリングが起きている。セレッソとしても何度か経験しているだけに、決して油断することなく試合に入り、頂点へ続く道のりの第一歩を刻みたい。
(文=小田尚史)
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