脅威のスポーツ “ダーツ” 70歳現役プロが優勝。“誰でも参加できる” ダーツの可能性を感じた大会

SOFT DARTS PROFESSIONAL TOUR JAPAN
チーム・協会

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プロダーツJAPAN STAGE 4 新潟が5月26日(日)に開催された。 老若男女誰でも手軽に参加でき、身体的な能力差の影響が小さいとされるダーツ。 先日のJAPAN新潟大会は、そんなダーツの可能性に溢れた大会となった。

70歳現役プレイヤー ポール・リム

56歳でも現役の世界最年長サッカー選手の三浦知良選手や日本プロ野球界最年長は44歳の誕生日を迎える石川雅規選手など、40代50代になってもプロ活動を続けているアスリートとして活動している選手もしばしばいる。


今回優勝したリムプロの年齢は70歳。プロダーツJAPANの最年長優勝記録を更新した。現在でもリムプロは世界トッププレイヤーであり5月8日(水)から開催されたソフトダーツ世界一決定戦のSUPER DARTSにも出場している。

ポール・リムプロは、70歳となった今も現役でプレイし20代30代のプレイヤーたちと渡り合っており、ダーツが年齢にかかわらず長く続けられるスポーツということを証明しているプレイヤーだ。 「ダーツに携わってほぼ48年になる。私が今でもダーツをプレイしダーツに取り組んでいる唯一の理由は試合への情熱だ。それは必ずしも競技だけに限った話じゃなくて、特に若い世代にダーツを紹介することも楽しんでいるんだ。彼らはこのダーツの未来そのものだからね。70歳を超えるといろいろなことが若い頃よりも大変になるのは事実だ。ツアーで世界中を周ったり、大会では一日中立ちっぱなしだったり、すべての試合で最高レベルに集中するのが体力的に難しくなるのは否めない。しかし妥協は決してしない。絶対にあきらめず、ダーツに全力を尽くす。だから70歳になった今改めて思うのは、大事なのは年齢ではなく、競技とゲーに対する愛であること、それが私を支え続けているのだと思う」


“生涯スポーツ”という側面を持つダーツの可能性をより強く示しているプレイヤーだ。今回の優勝はそのことをより強く裏付けた出来事だった。そのリムプロだが、高齢者がダーツをすることについてこう語る。

「多くの人々はこの年齢で他のスポーツ、例えばバスケットボールやサッカーなど、体、特に脚に負担がかかるスポーツはできないと思う。しかし、ダーツはこの年齢でも楽しむことができるんだ。またダーツは楽しむだけでない可能性があると思っている。手と目などを連動させる必要がダーツは肉体はもちろん、この年齢において精神的な活動にも良い。私はその生きた証拠だよ。皆さん、良いダーツを!」

若手の台頭も見逃せない日本ダーツ界

70歳のリムプロが優勝する一方でプロダーツの世界は、若手プレイヤーの活躍も目立つ。

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同日JAPAN LADIESで優勝した林桃加プロは10代の頃からプロ活動を行っており、今最も勢いのある女性プレイヤーの一人だ。また現在プロダーツJAPANの今シーズン年間ランキング1位の畦元隆成プロもユース大会などから活躍している。

そういった若手プレイヤーとリムプロをはじめとするベテラン勢の世代間をまたいだ闘いもプロダーツの魅力だ。

プロの話ではなくても、趣味でダーツをする人たちにも同様のことがいえる。
娘の結婚相手から誘われ70歳からダーツを初める男性、ダーツを楽しむ小学生たち、趣味で投げていたダーツから遠ざかったものの何かきっかけでダーツを再び始める人など、何歳になっても誰でもプレイしやすいことがダーツの美点のひとつだ。日本にはダーツ人口が650万人いるがその理由には、そういった参加障壁の低さが影響しているだろう。
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著者プロフィール

「SOFT DARTS PROFESSIONAL TOUR JAPAN」はプロ登録選手が参加できる年間を通じたダーツトーナメントです。 我々は、本大会を通じ、ソフトダーツ界全体のさらなる飛躍と、「真のプロ」たる実力を持ったプレイヤーの発掘及び支援を目指して参ります。

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