【BOATRACE】「上で走っている人に追いつきたい」と奈須啓太がG2初制覇で初SGへ 平和島MB大賞

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 ボートレース平和島で開催されていた「G2モーターボート大賞~G1・G2優出者バトル~」は最終日の19日、12Rで優勝戦が行われた。追い風1メートルの微風水面だった。

 人気を背負っていた1号艇の奈須啓太(福岡支部40歳)【写真3枚】がインから逃げを決めて、デビュー約19年で念願のG2以上初優勝を達成。優勝賞金490万円と自身では初となるSGの出場権利(来年3月の若松、ボートレースクラシック)を獲得して、新たなステージへの一歩を踏み出した。

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 見事なイン速攻だった。優勝戦の進入は展示と同様に枠なり3対3。コンマ04のトップスタートを決めた奈須が先マイに持ち込み、そのまま後続を突き放してVゴールを駆け抜けた。次位争いは差した大池佑来に対し、松山将吾が握りマイ。そこへ大外差しの宮之原輝紀も接近。2マークで宮之原を回して差した大池が2着。その後ろは最後方から前田将太が宮之原を追い込み、ゴールは写真判定となったが、15センチ差で宮之原が3着。3連単は1-2-6で1680円の5番人気だった。

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 奈須は「せっかくもらったチャンスなので、スタートはできる限り行こうと思っていました。風がやんだら思い切っていけると思っていたので、ツキもあると思います。1周1マークはスタートでハナを切れて水面もきれいだったので、落ち着いて回れました」。

 現行モーターの使い納めである今節は、平和島タブルエース機の1つである48号機を得て、そのパワーを遺憾なく発揮。「正直、むちゃくちゃ出てるって感じはないけれど、レースに行くと力強いし、間違いなくエンジンは良かったと思います」と最後まで機力を信じ切り、文字どおり有終の美を飾った。レース後には水神祭【写真下、左が奈須】が行われ、前田将太も一緒に水に飛び込んだ。

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 現級は24期ぶりにA2降級、来期もA2が決まっている。「最近は調子が悪いし、今のままSGに行っても通用しません」と冷静に自分を見つめ直す。それでも「せっかくSGを走るチャンスがもらえたし、上で走っている人に追いつけるように頑張りたい。これをきっかけに、はい上がりたいです」と強いまなざしで次のステージを見据えていた。
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