【B1CS SF 見どころ】琉球vs千葉Jは前年決勝の再戦…名古屋Dと広島が初舞台かけて激突
セミファイナルに駒を進めた千葉J、琉球、名古屋D、広島 【(C) B.LEAGUE】
セミファイナルの対戦カードは、琉球ゴールデンキングスvs千葉ジェッツ、名古屋ダイヤモンドドルフィンズvs広島ドラゴンフライズに決定した。前者はともに優勝経験を持ち、前回大会のファイナルで顔合わせたチーム同士。後者は初のベスト4進出を果たしたチーム同士の対戦となった。出場順位1位と2位がクォーターファイナルで姿を消すという、未だかつてない波乱の展開のなか、今回はどんなドラマが待っているのか。
琉球と千葉Jは敵地で第3戦までもつれ込む壮絶な死闘をくぐり抜けた。クォーターファイナルの結果により、琉球は沖縄アリーナでの開催権を獲得。クォーターファイナル以上の“団結の力”で、未だセミファイナルでは負け知らずの難敵を迎え撃つ。
A東京との第3戦では、今村佳太が負傷するアクシデントに見舞われた。セミファイナルでは松脇圭志と牧隼利の奮起が必須であり、調子を上げてきたヴィック・ローの得点力にも期待がかかる。守備のキーマンは小野寺祥太だ。2年連続ファイナル進出へは、背番号34が、最も乗せてはいけない富樫勇樹を終始苦しめることが重要になる。
クォーターファイナルを制してホームに戻ってきた琉球 【(C) B.LEAGUE】
名古屋Dと広島はともに2連勝でクォーターファイナルを突破。試合は名古屋Dのオフェンスと広島のディフェンス、どちらが上回るかという構図になりそうだ。
初戦でシーホース三河を撃破した名古屋Dは、齋藤拓実が第1戦で21得点7アシスト、第2戦で23得点8アシストの大活躍を見せ、チームを初のベスト4へ導いた。一方で、キャプテンの須田侑太郎が2日間で5得点にとどまり、第2戦では得意の3ポイントが10本すべて失敗と精細を欠いた。広島のシューターを担う山崎稜はクォーターファイナルで輝きを放っただけに、須田と山崎によるシューター対決も結果に大きく影響しそうだ。
レギュラーシーズン終盤の好調を維持する齋藤拓実 【(C) B.LEAGUE】
文=小沼克年
構成=バスケットボールキング
■日本生命 B.LEAGUE SEMIFINALS 2023-24 試合日程
・琉球ゴールデンキングスvs千葉ジェッツ(@沖縄アリーナ)
GAME1:5月18日(土)16時5分~ GAME2:5月19日(日)16時5分~ GAME3:5月21日(火)19時5分~
・名古屋ダイヤモンドドルフィンズvs広島ドラゴンフライズ(@ドルフィンズアリーナ)
GAME1:5月18日(土)14時5分~ GAME2:5月19日(日)13時10分~ GAME3:5月20日(月)19時5分~
※いずれも2戦先勝方式
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