【BOATRACE】モーター2強対決制し 奈須啓太が特別競走初制覇へ予選爆走! G2平和島MB大賞

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 ボートレース平和島では16日に「G2モーターボート大賞~G1・G2優出者バトル~」の予選3日目が行われた。この日は6Rごろから強めの南風(追い風6メートル前後)が吹き、6R以降は安定板が装着されてのレースとなった。

 3日目12Rでは興味深い対戦が行われた。1号艇には当地ダブルエース機の一方である16号機を駆る辻栄蔵。2号艇にはもう一方のエース格である48号機の奈須啓太(福岡支部40歳)【冒頭の写真】。パワー対決が見ものとなったこの一戦。勝利を収めたのは2号艇の奈須だった。枠なりの3対3から、トップスタートはコンマ10のイン辻。2コースの奈須もほぼ同体でコンマ11のタイミング。

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 スリット後の勢いが勝ったように見えたのは辻栄蔵(広島支部49歳)【写真上】で、1マークは辻が先制。丁寧にターンマーク際を回す旋回だったが、追い風6メートルの水面。その内懐に差して届いてきたのは奈須。ターン出口から力強い推進力を発揮すると、2マーク手前ではボートの舳先(へさき)をのぞかせてリード。奈須は2マークもしっかりターンすると、そのまま辻を引き離した。辻はその後、猛追を仕掛けてきた宮之原輝紀を何とか道中退けて2着とした。

 脚質の差や風の影響はあれど、モーター2強のパワー争いで奈須に軍配が上がったという結果だった。この一戦を制したことで、奈須は得点率争いで湯川浩司と並んでトップタイ。着位差で奈須が現状予選首位の座に立つことになった。

 レース後の奈須は「差せたのは追い風のおかげ。でもこの成績が取れているし足は間違いなくいいです。スリットの足がいいし、この(追い)風の中でも半径を狭く回って、グっと前に押してくれる感じがあります。大満足です。せっかくのチャンスなので、またここ(インタビュールーム)に帰ってこられるように頑張ります」と決意を胸にしたように語っていた。悲願の特別競走初タイトル獲得へ、大チャンス到来というムードが漂っている。4日目は2R4号艇と7R5号艇での勝負。

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 得点率の状況だが、トップタイに奈須啓太と湯川浩司が並び、以下は栗城匠、福来剛、前田将太、大池佑来までが現状のベスト6。中でも勢いがあるのは福来剛(東京支部42歳)【写真上】。3日目は8R6号艇で大外からの差し切りを見せるなど快速ぶりをアピールし、初日前半5着の後は3連勝。「流れが良すぎるので、事故だけ気をつけて頑張ります」と、レース後は勝利に浮かれず気持ちを引き締めていた。4日目は1R2号艇と11R3号艇での登場だ。

 一方、準優ベスト18への勝負駆けだが。現状の16位3人タイには6.00の着位差3番目で地元の佐藤隆太郎がいる。平和島では3月ルーキーシリーズと5月のGW戦で連続優勝するなど、当地通算3Vの好相性。5月7日に30歳となり、ヤングという枠からの卒業を迎えた今。30代これからの布石のためにも、しっかりとした戦績を残したい。4日目は5R1号艇と10R5号艇の2回乗り。まずは5Rで気迫のイン逃走劇に期待したい。
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