【BOATRACE】9戦6勝の麻生慎介が長田頼宗ら東京勢4人相手に逃走か 江戸川優勝戦
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準優11Rは地元気鋭の若林樹蘭が1号艇。2号艇には東京支部最強の一角である長田頼宗(東京支部38歳)【写真下】が布陣。レースは枠なりの3対3。スタートは3コースの桑原将光がコンマ11のトップタイミングだったが、イン若林もコンマ15。1マークは4カド川上剛がスリット後に舟足を伸ばして攻めて出た。しかし、イン若林は川上をけん制して先制のターン。幾分流れた旋回だったがバックでは首位に躍り出た。
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若林樹蘭(東京支部21歳)【写真下】は「波に負けて悔しい…」と痛恨の2着後退。3着は桑原将光がさすがの当地巧者ぶりを発揮、バック4艇接近戦の中からクルっと小回りして3番手へ。その後も追い上げてきた小原聡将を抑えて優出切符を獲得した。
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後続は接戦。奥平拓也が4コース差しから2番手も、3コースからブン回った山崎義明が肉薄。両者の競り合い決着は2周1マーク、山崎義明が強力な出足を生かして小回り旋回し、奥平に艇を合わせ切った。
準優2個レースの結果、25日に行われる優勝戦のメンバーは次のとおりとなった。
<江戸川 最終日 12R 優勝戦>
1枠 麻生 慎介 (広島支部)
2枠 長田 頼宗 (東京支部)
3枠 若林 樹蘭 (東京支部)
4枠 山崎 義明 (埼玉支部)
5枠 桑原 将光 (東京支部)
6枠 奥平 拓也 (東京支部)
東京勢が4名ファイナルに進出し頑張りを見せた今節だが、1枠を取り切ったのは9戦6勝、オール3連対の活躍で広島の江戸川巧者・麻生慎介。モーターの仕上がりは「出足を中心にいいと思う。乗り心地とか、その辺が一番気に入っています。直線も上とは差を感じるけれどまずまずで、スタートをいいの行ければ全然気にはならない。もうよほどのことがない限りプロペラは触らないと思う」とほぼ完調宣言。「まだ江戸川で優勝したことがないので、いい結果が出せるように」と当地9回目の優出で江戸川初優勝へ向けて気合を入れている。
東京支部長の長田頼宗が率いる地元勢が、最後に意地の走りで麻生を撃破してみせるか? はたまた、4カドに布陣して6人の中で最高のパワーを保持するベテラン山崎義明が強襲劇を披露するのか? 熱いファイナルバトルに注目したい。
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