【BOATRACE】9戦6勝の麻生慎介が長田頼宗ら東京勢4人相手に逃走か 江戸川優勝戦

BOATRACE
チーム・協会

【(C)BOATRACE】

 ボートレース江戸川の「自転車のまち稲城杯・第48回サンケイスポーツ杯」は24日が5日目で、準優勝戦2個レースが行われた。

 準優11Rは地元気鋭の若林樹蘭が1号艇。2号艇には東京支部最強の一角である長田頼宗(東京支部38歳)【写真下】が布陣。レースは枠なりの3対3。スタートは3コースの桑原将光がコンマ11のトップタイミングだったが、イン若林もコンマ15。1マークは4カド川上剛がスリット後に舟足を伸ばして攻めて出た。しかし、イン若林は川上をけん制して先制のターン。幾分流れた旋回だったがバックでは首位に躍り出た。

【(C)BOATRACE】

 小差しの長田が次位の位置。若林の逃げ切り成功かと思われたが、2マークに逆転劇が待っていた。先頭の若林だったが、ターン出口で舟が波に乗り上げて浮き上がってしまい、流れたところを差した長田が逆転で白星を飾った。

 若林樹蘭(東京支部21歳)【写真下】は「波に負けて悔しい…」と痛恨の2着後退。3着は桑原将光がさすがの当地巧者ぶりを発揮、バック4艇接近戦の中からクルっと小回りして3番手へ。その後も追い上げてきた小原聡将を抑えて優出切符を獲得した。

【(C)BOATRACE】

 準優12Rは得点率トップの麻生慎介(広島支部39歳)【冒頭の写真】が、優勝戦1枠をかけての勝負。進入は枠なりの3対3。トップスタートは大外から地元の久永祥平でコンマ12だったが、抜け出すには至らず。インの麻生はコンマ18の仕掛けではあったが、スリット後は力強く伸びて1マークを先制し、逃げ切りに成功した。

 後続は接戦。奥平拓也が4コース差しから2番手も、3コースからブン回った山崎義明が肉薄。両者の競り合い決着は2周1マーク、山崎義明が強力な出足を生かして小回り旋回し、奥平に艇を合わせ切った。

 準優2個レースの結果、25日に行われる優勝戦のメンバーは次のとおりとなった。

<江戸川 最終日 12R 優勝戦>
1枠 麻生 慎介 (広島支部)
2枠 長田 頼宗 (東京支部)
3枠 若林 樹蘭 (東京支部)
4枠 山崎 義明 (埼玉支部)
5枠 桑原 将光 (東京支部)
6枠 奥平 拓也 (東京支部)

 東京勢が4名ファイナルに進出し頑張りを見せた今節だが、1枠を取り切ったのは9戦6勝、オール3連対の活躍で広島の江戸川巧者・麻生慎介。モーターの仕上がりは「出足を中心にいいと思う。乗り心地とか、その辺が一番気に入っています。直線も上とは差を感じるけれどまずまずで、スタートをいいの行ければ全然気にはならない。もうよほどのことがない限りプロペラは触らないと思う」とほぼ完調宣言。「まだ江戸川で優勝したことがないので、いい結果が出せるように」と当地9回目の優出で江戸川初優勝へ向けて気合を入れている。

 東京支部長の長田頼宗が率いる地元勢が、最後に意地の走りで麻生を撃破してみせるか? はたまた、4カドに布陣して6人の中で最高のパワーを保持するベテラン山崎義明が強襲劇を披露するのか? 熱いファイナルバトルに注目したい。
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

BOATRACEオフィシャルウェブは、ボートレースに関する数多くのお役立ち情報を提供しているポータルサイトです。 レースの開催日程をはじめ、速報性のあるNEWS情報、初心者にも分かりやすいボートレースの楽しみ方、 過去の記録をまとめたデータ集など初心者~既にファンの皆様までどなたにも活用していただけるウェブサイトとなっております。

新着記事

編集部ピックアップ

昨季韓国女王イ・イェウォンが日本ツアー初…

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント