アトレティコ対ジローナ。今季のベストゲームを演じた両雄が再び激突

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1月3日に行われた第19節ジローナ対アトレティコ・デ・マドリーは、2023/24シーズンのラリーガ EA SPORTS における忘れ難いベストゲームの一つだ。後半ロスタイムの決勝点により4ー3で制したこの一戦により、ジローナはチャンピオンズリーグ出場権を争うライバルを直接叩くことに成功した。あれから4ヶ月が経過した現在まで上位争いを続けてきた両チームは、今週末に再び直接対決を迎える。

1月の対戦はホームのジローナが劇的な形で制し、首位タイをキープ。敗れたアトレティコは5位に後退した 【(C)LaLiga】

アトレティコは前節ビジャレアル戦の勝利により、アスレティック・クルブから4位の座を奪還したばかりだ。今季ホームでは13勝1分1敗。レアル・マドリーの勝ち点41に次ぐ40ポイントを手にしている。直前のチャンピオンズリーグでもドルトムントを2ー1で下しており、今回もシビタス・メトロポリターノのファンの後押しが大きな力となるだろう。

アトレティコは前節、敵地でビジャレアルを2ー1で破って重要な勝ち点3を手にし、アスレティックを抜いて4位に浮上した 【(C)LaLiga】

一方のジローナはレアル・マドリーとの首位争いからは脱落したものの、クラブ史上初のチャンピオンズリーグ出場権獲得に向けては好位置を維持。直近の5試合では勝ち点9を手にし、同7にとどまった4位アトレティコ、5位アスレティック・クルブとの差を広げている。今週末の直接対決で勝てば、アトレティコとの差を10ポイントにできるだけに、ミチェル監督と選手たちは今週末の一戦をファイナルと捉えて臨むはずだ。

とはいえ、そのためにはここにきて露呈しているアウェーでの脆さを克服する必要がある。敵地ではレアル・マドリーに0ー4、アスレティック・クルブに2ー3、マジョルカとヘタフェに0ー1と4連敗中。しかも相手はヨーロッパ有数のホームでの強さを誇るアトレティコだ。現時点でシビタス・メトロポリターノから勝ち点を持ち帰るのは至難の業と言えるだろう。

前節ベティス戦では92分に途中出場のクリスティアン・ストゥアーニが劇的な決勝ゴールを挙げ、3ー2で競り勝った 【(C)LaLiga】

両チームの得点源、アルバロ・モラタとアルテム・ドフビクのストライカー対決も注目すべきマッチアップだ。ここまでモラタは14ゴールを記録。最近は3月3日のベティス戦を最後にゴールから遠ざかっているが、1月のジローナ戦ではハットトリックを成し遂げている。対するドフビクはジュード・ベリンガム、アンテ・ブディミールと並び、16ゴールで得点ランキングの首位に立つ。こちらは前節ベティス戦で2ゴールを挙げ、2ヶ月以上も続いた無得点の流れを断ち切ったばかりだ。

アトレティコはドルトムントとのチャンピオンズリーグ準々決勝を直後に控えるため、数人の先発を入れ替えてスタートすることが予想される。今節はパブロ・バリオスが出場停止。メンフィス・デパイも負傷中だが、マリオ・エルモソの回復が間に合ったことは朗報だ。

一方のジローナは1月のアトレティコ戦で土壇場の決勝ゴールを挙げたイバン・マルティンが出場停止。攻撃の要ビクトル・シガンコフも負傷中ながら、サビオ、アレイシ・ガルシアら他の主力組は揃っている。熾烈な撃ち合いを繰り広げた1月の一戦と同様に、今回も今季のベストゲームに数えられるような熱戦となることを期待したい。

モラタには3得点を挙げた前回対戦の再現が期待される 【(C)LaLiga】

ドフビクは前節ベティス戦で久々にゴールネットを揺らし、得点ランキング首位タイに浮上した 【(C)LaLiga】

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