セレッソ大阪【J1リーグ第4節 C大阪vs.新潟】レオ セアラの2試合連続ゴールが決勝点に。守備でのハードワークも光り、開幕からの負けなし記録を7に伸ばす
【CEREZO OSAKA】
序盤は新潟の攻撃を受ける展開に。3分、自陣左サイドを突破されてピンチを招いたが、最後は相手のシュートが枠を外れ、事なきを得た。7分にも再び左サイドからシュートを受けたが、ここはGKキム ジンヒョンの正面に。パス本数が多くボール保持率が高い新潟に対し「守備で試合をコントロールすること」(小菊昭雄監督)をテーマに今節に臨んだセレッソは、インサイドハーフの1枚が前に出る4-4-2でのハイプレス、4-5-1のブロック守備からのミドルプレスを使い分けて応戦。いずれも最終ラインを押し上げ全体をコンパクトに保ち、中を締めて新潟をサイドに追い出した。攻撃では、後ろから組み立てる時間もありつつ、相手のパスを引っかけて何度かショートカウンターも発動。ゴールには至らなかったが、セアラやフェルナンデスを起点に何度かフィニッシュまで持ち込んだ。もっとも、試合後に「相手にもそこまで決定機は与えなかったですが、こちらも少なかった」と毎熊晟矢が振り返ったように、お互い戦術的な狙いは持ちつつも、相手ゴールを脅かすシーンは少ない前半となった。
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80分以降は、より攻撃に枚数をかけてきた新潟に対し、セレッソは押し込まれる時間が続く。それでも、4-5-1の統制の取れた陣形は崩れることなく綻びを見せない。87分には、この試合がJリーグデビュー戦となったジャスティン ハブナーを投入し、後ろを5枚で固めるリトリートに切り替えた小菊監督。セットプレーも含めた新潟のパワープレーをしっかりと跳ね返し、見事1-0で逃げ切った。
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(文=小田尚史)
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