【月刊NOAH】VCタッグリーグ優勝は清宮&大岩!GHCヘビー級王者のワグナーはジェイクを破りV1!!激戦ばかりの3月を振り返る!
【PRO-WRESTLING NOAH】
両者は2・4仙台サンプラザ大会の6人タッグマッチで初対戦。スーパーヘビー級同士のダイナミックな闘いを見せていた。その大会のメインでGHCヘビー級王者となったイホ・デ・ドクトル・ワグナーJrに、ジェイクは挑戦表明。大会直後に王者が帰国したことを受けて、2・8横浜大会で「藤田和之、暇を持て余してる私にはもってこいの相手だ。決戦は名古屋がいい」とシングル戦を提案した。
“GREAT VOYAGEスペシャルシングルマッチ”と銘打たれた一戦は戦前の期待を上回る熱戦となった。藤田の野獣ファイトと相対してもジェイクは一歩も引かずに互角以上の闘いを展開。30分では決着がつかずに試合後のジェイクは「今、決めた。ベルト取ったら真っ先にアイツ指名してやる」と3・31後楽園大会でGHCヘビー級王者となったら、藤田を次期挑戦者として指名することを宣言した。
熱戦が続いたVCタッグリーグは3・10熊本大会で全公式戦日程を終え、1位の“REAL”サクソン・ハックスリー&ティモシー・サッチャー組と2位の清宮海斗&大岩陵平組が優勝決定戦に進出。でかくて強くて強暴な外国人タッグに、若くてハツラツとした新世代コンビが向かっていくという非常にわかりやすい構図となり、最後は清宮&大岩組が優勝。大岩は新日本プロレスを含めてもキャリア初の栄冠。国内武者修行中にNOAHの歴史に自身の名前を刻んだ。
その清宮&大岩組は3・17横浜大会でジャック・モリス&アンソニー・グリーン組の持つGHCタッグ王座への挑戦が決定したのだったが…。なんと清宮が大会前日に練習中の負傷による脊髄震盪のため欠場。3・17横浜大会のメインでは、清宮&大岩組の代わりにVCタッグリーグ準優勝のハックスリー&サッチャー組が同王座に挑戦。接戦の末にモリス&アンソニー組が防衛に成功し、GHCタッグ王座V4となった。
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その渦中で激しく遺恨を燃え上がらせた清宮と拳王のシングルも4・11後楽園大会で決定。タイトル戦線以外でも火種がくすぶり続けているのが現在のNOAH。清宮は「次の後楽園で本当、終わりにしてやるよ。一切関わりたくねぇんだよ」と語り、拳王は「オレが勝って、テメーとずーっと続けてやってやるからな」とストーカー宣言だ。
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大和田だけではない。憂流迦もVCタッグリーグで着実に経験を積み、3・17横浜大会の拳王戦、3・31後楽園大会の丸藤戦とシングルでNOAHのトップ選手たちと互角の攻防を展開。総合格闘家としてのスキルと先天性なプロレスセンスがかみ合い、プロレスキャリア3カ月で驚異的なファイトを見せ続けている。大岩、大和田、憂流迦…VCタッグリーグ開催によって若くてイキのいい選手たちが頭角を現し、内部活性化となったのは大きな収穫だろう。
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ジュニア戦線はGHCジュニア王者のダガが独走状態。3・2名古屋大会ではタダスケの挑戦を退け、3・10熊本大会では小川良成と組んでYO-HEY&タダスケ組のGHCジュニアタッグ王座に挑戦し敗れたものの、3・17横浜大会ではYO-HEYの挑戦を退けて防衛回数5まで伸ばした。
もはや敵なし状態となったダガは「最強のチャンピオンとはオレのことだ。このベルトが欲しければ誰でもいい。取りに来てみろ」と豪語。3月31日の時点で誰も挑戦表明しておらず“ストップ・ザ・ダガ”がNOAHジュニアの一大テーマになってきている。
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