【ラグビー/NTTリーグワン】若手選手たちのお手本となる背中の持ち主が 見せる、勝利へのゲームメーク<清水建設江東ブルーシャークス>

清水建設江東ブルーシャークス ケイン・ハミントン選手 【©ジャパンラグビーリーグワン】

4連勝と好調を維持して臨んだ前節は、日野レッドドルフィンズ(以下、日野RD)に18対45で敗れた。その結果、日野RDのディビジョン2昇格が決まった。ただ、清水建設江東ブルーシャークスに下を向いている時間はない。D2昇格に向けて残り試合を戦うのみ。思いを一つにして、3月31日、マツダスカイアクティブズ広島(以下、SA広島)との一戦に臨む。

今季3度目の顔合わせとなる両チームだが、前回対戦時、スクラムハーフとしてゲームメークを任され、トライも獲得しチームを引っ張ったケイン・ハミントンが今節も同ポジションで先発する。2022年に江東BSに加入後、自身にとって唯一のトライがこのSA広島戦だった。そんな良いイメージのある相手に今節も彼がどのようなゲームメークを見せるのか、期待が懸かる。

ケイン・ハミントンはU20ニュージーランド代表にも選ばれ、チーフスやハイランダーズなどスーパーラグビーで通算50試合以上の出場経験を持つなど、経験値の高いプレーヤーだ。

昨季、期待のルーキーとして加入した坂原春光が参考にしているのが、そのケイン・ハミントン。「パスやキックのスキルだけでなく、頭を使ったボールのさばき方、ラグビーへの関わり方も背中を見て学んでいます」とベテラン選手からルーキーも吸収するものは多い。

「メンバー争いも激しく、本当に選手たちが練習から姿勢で見せてくれているので、いろいろな選手にチャンスを与えたい」と仁木啓裕監督は毎試合、メンバーを決めることに苦労しているほどだ。

「常にエキサイティングなラグビーを目指し、ファンのみなさんに誇りに思っていただけるように頑張ります」とケイン・ハミントンは決意を示している。

4試合ぶりにホストスタジアムに戻っての一戦となるSA広島との一戦。ベテラン選手のゲームメークで再び勝利をつかめるのか。注目したい。

(山村耀)
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著者プロフィール

ジャパンラグビー リーグワンは、「あなたの街から、世界最高をつくろう」をビジョンに掲げ、前身であるジャパンラグビー トップリーグを受け継ぐ形で、2022年1月に開幕した日本国内最高峰のラグビー大会です。ラグビーワールドカップ2023を控え、セカンドシーズンとなるリーグワン全23チームの熱戦をご期待ください。

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