【BOATRACE】住之江G1太閤賞 瓜生正義が2021年住之江GP以来の記念Vに王手

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 ボートレース住之江(ナイター)の「G1太閤賞競走 開設67周年記念」(優勝賞金1100万円)は28日、開催5日目の準優勝戦を行った。風は全般的に穏やかだったが、準優の時間帯には強めの雨。これで湿度が高まり、昼から上昇していた気温も相まって、握り込みが「ついてこない」ケースも見受けられた。

 まさに調整力が問われた準優9Rは向かい風2メートル。稲田浩二(兵庫支部39歳)【写真下】が4カドから全速ダッシュで一気にまくり切り、3連単4-6-5は3万4370円で56番人気の大荒れとなった。勝った稲田は「フルダッシュでした。スリット手前からいいような気がしました。1マークもしっかり水をつかんでいました。求めていたパンチが本番は良さげでした」と実戦気配に合格点を出した。2着は大外から混戦を鋭くまくり差した丸野一樹。3着は白井英治。

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 松井繁の3カド戦となった準優10Rは無風水面。地元の上條暢嵩(大阪支部30歳)【写真下】が落ち着いてイン速攻を決め1着。手堅く差した丸岡正典が2着、松井が3着で、大阪トリオの3連単1-2-3は820円の1番人気だった。上條は「外を見ながらスタートを行って大丈夫だと。全速ターンですぐに返ってくれたので良かった。舟足は全体的にいいと思います。回転が足りていなかったので、その辺をもう少し調整したい」と語った。

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 追い風2メートルに転じた大トリの準優11Rは、5コースから谷野錬志が強烈なダッシュからまくり態勢も、石野貴之に阻まれ外マイ。競り合いをよそに瓜生正義(福岡支部48歳)【冒頭の写真】がインから的確に押し切った。2着は攻めた谷野。3着は石野で3連単の1-5-4は5460円の21番人気だった。

 これで優勝戦1枠となった瓜生は2021年住之江グランプリ以来の記念戦Vがかかる。「スタートは速いと思って1つ放りました。石野貴之君が抵抗してくれたので、冷静に回れました。準優の回り足は良かったです。あとは最終日のコンディションにしっかり合わせることができれば。優勝めざして精いっぱい走ります」と話した。

 ファイナルの顔ぶれと、記念レースの優勝実績は次のとおり。

<住之江 最終日 12R 優勝戦>
1枠 瓜生 正義(福岡)SGV11 G1V20
2枠 上條 暢嵩(大阪)SGV 0 G1V 3
3枠 稲田 浩二(兵庫)SGV 0 G1V 3
4枠 丸岡 正典(大阪)SGV 2 G1V 4
5枠 谷野 錬志(静岡)SGV 0 G1V 0
6枠 丸野 一樹(滋賀)SGV 0 G1V 6
※()内は支部

 選手会長の瓜生正義がシリーズを通して安定した仕掛けを決めている。超攻撃派の稲田浩二に快速の谷野錬志と攻め手は脅威だが、インから同体の全速仕掛けを決めれば先マイ有力。ただ、コンディションが大きく変化する予報で、本番に調整を合わせ切れるかが焦点。瓜生が準優同様の足にできないと、逆転の筆頭は差しに集中する上條暢嵩になる。いずれにせよ展示気配が非常に重要なポイントになりそう。

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