【BOATRACE】A1級勝負で巻き返し期す大澤普司! パワー確信はエース機の幸田智裕 江戸川

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 ボートレース江戸川では「第22回日本モーターボート選手会会長賞」(準優2個制)が、21日の荒天中止順延で1日遅れの22日に初日がスタートした。

 22日も朝から北西の向かい風が強く吹き、上げ潮基調の水面の流れとぶつかって、波高は最大35センチと厳しいコンディションになった。レースは1Rから安定板が装着され、4Rからは2周戦で7Rまで行われたが、8R以降は安全公正なレースが続行不能とみなされ、選手の総意を確認のうえで中止打ち切りとなった。なお、7Rまで開催されているため、この日はシリーズ初日として成立し、最終日は初日に1日延期されたままの27日。

 さて、初日に行われる予定だった12R江戸川選抜が中止となったため、1回乗りで乗艇予定だった石川真二、重木輝彦、馬場剛は初日は残念ながら未出走。機力の確認は2日目以降に持ち越しとなった。また選抜メンバーで前半レースを走った佐藤大佑、大澤普司、森野正弘らも足の仕上がりはもう1つだった様子。

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 4Rを豪快な5コースまくりで勝ってみせた佐藤大佑(東京支部33歳)【写真上】は「力ずくで勝った感じで足は良くないですよ。チルト2度でも伸びてない。ギヤが気になるので調整してみます」とレース後はすぐさま整備室に飛び込んでいった。2日目は5R6枠戦、1回乗りでの登場。スタート展示から足色に注視したい。 

 初日5Rを5枠5コースから走った大澤普司(群馬支部49歳)【冒頭の写真】は、スリットからズリ下がるような内容で5着に敗れた。「少し自分にしたらプロペラが弱いと思ったが…、1戦目はそのままいった。でも、ひどかったね、伸びが、タイムが悪いどおりにない。プロペラはすぐにレース後にたたいて焼きも入れてきたよ」と上積みに手を尽くす。

 大澤は前検時点で勝率が6.31とA1級キープへ気を抜けない位置でもある。「息子(風葵)に持っていかれて最近は親父がダメだね(苦笑い)。ここ何節は良くない機を引いているのもあるけれど、(メジャーリーガーの)ダルビッシュみたいに粘りの走りで今節も頑張っていくよ」と、百戦錬磨の群馬の雄は笑顔を見せた。気持ちを入れ直して挑む2日目は9R1枠。仕切り直しで挽回(ばんかい)の逃走劇なるか?

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 予選スタート組では、やはりエース11号機を駆る幸田智裕(静岡支部43歳)【写真上】のパワーが目を引いた。7Rは3コースからスリット後にのぞいて出て、イン柏野幸二にまくりを挑んだ。波高35センチの厳しい水面でターンが流れてしまい惜しくも2着だったが、パワー満点の動きを披露していた。「僕のはすごくいいエンジンですね。間違いないです。行き足、乗った感じといい。パワーが違うなという感じがします」とレース後は確信を得た様子。2日目は4R4枠と、8R2枠の2回乗り。パワー戦に注目したい。
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