【ラグビー/NTTリーグワン】日野RDの期待の若武者が初のフランカー起用。 期待される、“ハードなキャリー”<日野レッドドルフィンズ>

日野レッドドルフィンズ エイジェイ・ウルフ選手 【©ジャパンラグビーリーグワン】

日野レッドドルフィンズ(以下、日野RD)は3月24日(日)、群馬県・太田市運動公園陸上競技場で開催されるホストゲームで清水建設江東ブルーシャークス(以下、江東BS)と対戦する。太田市での日野RDのホストゲームは今季2試合目。江東BSとは昨年12月9日の開幕戦で対戦して以来の激突となる。

フィジカルが強く突破力のある選手を多く擁する江東BSとの再戦に向けて、日野RDは期待の若手を戦列に加えて対抗する。6番、フランカーのポジションに22歳のエイジェイ・ウルフをスタメンで起用した。

苑田右二ヘッドコーチは「前半にハードにキャリーできるランナーが仕事をして、中鹿駿や井島彰英といったさらにハードにプレーできる選手を後半に起用してゲームを支配できるようにと考えた」と、エイジェイ・ウルフをフランカーで先発起用する意図について説明する。これまでの2キャップはロックとして出場したエイジェイ・ウルフ。フランカーというポジションで日野RDの新しい攻守の形を披露することができるのか。期待は高まる。

スケールの大きなプレーが特徴のエイジェイ・ウルフだが、一方で2キャップ目となった第6節のマツダスカイアクティブズ広島戦では、先発しながら前半29分にけがによって早めの交代を余儀なくされた。

しかし、「けがをした直後から、良い状態でプレーできるようにリカバリーをしっかりすることを意識して取り組んできました」とエイジェイ・ウルフ。負傷も癒えて、万全の状態で江東BS戦に臨む。試合を2日後に控えた練習の最後には、エイジェイ・ウルフは自ら苑田ヘッドコーチに声を掛けての居残り練習。パスやセットピースの細かい動きを苑田ヘッドコーチに積極的に質問して確認するなど、江東BS戦に向けて準備に余念がない様子だった。

「江東BS戦はディフェンスリーダーとしてしっかり守備を統率していきたい。間違いなくタフなゲームになると思いますが、メンタルの準備が大事で、プレー内容、それから自分がどんな役割でプレーをするのかをしっかり理解して試合に臨みたいと思います。フランカーとしてワークレート(作業量)を上げてチームに貢献したいです」とエイジェイ・ウルフは意気込む。江東BS戦では成長した姿をグラウンドで披露してくれるはずだ。

(関谷智紀)
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ジャパンラグビー リーグワンは、「あなたの街から、世界最高をつくろう」をビジョンに掲げ、前身であるジャパンラグビー トップリーグを受け継ぐ形で、2022年1月に開幕した日本国内最高峰のラグビー大会です。ラグビーワールドカップ2023を控え、セカンドシーズンとなるリーグワン全23チームの熱戦をご期待ください。

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