【スキー】兄妹で叶えた日本一!アルペンスキー全日本選手権(大回転)

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【スキー】兄妹で叶えた日本一!アルペンスキー全日本選手権(大回転)

国設阿寒湖畔スキー場(北海道・釧路市)にて行われているアルペンスキーの全日本選手権大会。3月12日に女子大回転、3月13日に男子大回転が行われ、切久保絆選手(慶應義塾大学)と切久保仁朗選手(法政大学)が兄妹で初のタイトルを獲得しました。

兄妹でのアベック優勝を果たした切久保仁朗選手(右)と絆選手(左) 【写真/清澤恵美子】

初日に行われた女子大回転では1回目1秒以内に8人がひしめく大接戦の中、2位に0.56秒の差をつけ首位に立った切久保絆選手が2回目も4位のタイムで逃げ切り、初めての全国制覇を果たしました。

翌日行われた男子大回転は降雪の影響で前日と比べるとタフなコンディションでのレースとなりましたが、女子同様1回目の8位までがトップと1秒以内という僅差の戦いとなり、切久保仁朗選手はトップから0.58秒遅れの4位につけ、2回目に巻き返しを狙いました。
 続く2回目では1回目の上位選手たちはタイムが伸びずに苦戦する中、仁朗選手がゴール時点で1秒近いタイム差をつけて首位に立ち、後続の選手も切久保選手のタイムを超えることができず、見事逆転優勝を果たしました。

切久保絆選手コメント

今回のレースのために最高のバーンを作り上げてくださった大会関係者の皆様、本当にありがとうございます。そしてHEADのコーチ、サービスマン、スタッフの皆様の手厚いサポートがあったからこそ、最大限の力を発揮することができたと感じています。本当に感謝しています。
今年のファーイーストカップ(大陸別選手権)では、大回転では悪天候が続いたり、SLでも思うような滑りができなかったりと、悔しい思いをしました。なので今回の全日本選手権で優勝できたことは今後の自信にもつながるとても嬉しい結果だと感じました。
全日本選手権が始まる前はまさか兄と一緒に優勝できるとは想像もしていなかったので、本当に嬉しく思います。回転種目ももっとたくさん練習し、兄に追いつきたいと思います!

切久保仁朗選手コメント

まずは全日本選手権というタイトルレースで優勝できたことをとても嬉しく思います。今シーズンはファーイーストカップ(大陸別選手権)をメインに戦ってきましたが総合2位という結果に終わり、最後の最後で勝てない自分の弱さが出て本当に悔しい思いをしました。その反動というわけではありませんが、悔しさをバネに今できる最大限のパフォーマンスを出すことができたのではないかと思います。
また、前日に妹の絆が優勝したことでより一層「自分も頑張らなきゃ」という気持ちにさせてくれました。妹に負けなくて良かったです!
明日3月14日は男女の回転競技が行われます。こちらも接戦となることが予想されるため誰が勝者となるのか注目です。

レースの模様はJSPORTSオンデマンドにてライブ配信されます。是非ご覧ください。

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著者プロフィール

公益財団法人全日本スキー連盟は、日本におけるスキー・スノーボード競技を統括すると同時に、普及・振興の役割も担う競技団体。設立は1925年、2025年には設立100周年を迎える。スキージャンプ、ノルディック複合、クロスカントリー、アルペン、フリースタイル、スノーボードの6競技において、世界で戦う選手たち「SNOW JAPAN」の情報や、FIS(国際スキー・スノーボード連盟)ワールドカップなどの大会情報をお届けします。

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