<松本山雅>ポジション別にスカッドを確認してみよう

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【<松本山雅>ポジション別にスカッドを確認してみよう】

【これはnoteに投稿されたhaya_yamagaさんによる記事です。】
各チーム補強が一段落し、キャンプ期間に突入。
新シーズンに向けてのスカッドはほぼ完成したチームがほとんどだろう。

霜田体制2年目となる山雅も体制継続を生かして今オフは積極的に動き、インもアウトもトピックスの多いオフシーズンとなった。

そこで今回はそんなインとアウトの動きや年齢バランスなどをポジションごとに整理しながら、補強総括、今シーズンのポジション争いの展望なども行っていきたい。

■ポジション別スカッド確認

・GK

【haya_yamaga】

昨年は村山・ビクトルのベテラン2人で出場時間を分け合い、若手を寄せ付けず。20代前半の2人は出場機会を全く得られずに終わった。

年齢バランスも歪で何かしらのテコ入れが行われるという予想が多かったこのポジションは薄井が期限付き移籍で広島へ、代わりに大内が完全移籍で加入。年齢バランスに変動はなかったが、保有面ではベテラン2人若手3人になり、やや悪化したとも取れるオフとなった。誰かが出場機会を得られたら良いが……

今年は新たな4人で正GKの座を争う。
ひとまずは昨年からのベテラン2人、若くして他クラブでポジションを掴んでいた大内の3人がメインか。その中でもセービングに長け、終盤ポジションを掴んだビクトルがひとまずは本命と予想。即戦力級が増えたGK陣をどう扱うかは注目ポイント。

・右CB

【haya_yamaga】

右CBは野々村が主力として定着。一時は橋内にポジションを譲ることもあったが、その後はプレーにさらに磨きをかけて絶対的な存在にまで成長した。

野々村の台頭もあり、篠原はシーズン途中で完全移籍、二ノ宮は期限付き移籍(後に復帰)。今オフには志村が期限付き移籍となった。一方、インではベテランの高橋が町田から加入、そして宮部もCBが主戦場に。ベテラン2人と大卒4年目の2人、高卒2年目の二ノ宮が争う。左兼任の選手も多いとはいえ、分厚い選手層となっている。

現時点で有力なのは昨年レギュラーだった野々村、そして即戦力の高橋の2人。どちらも違う強みを持っているので使い分ける可能性もある。DF陣の指南役としても欠かせない橋内や新しいポジションで逆襲を狙う宮部、期待の二ノ宮がそれを追う。3バックのオプションも活路になるか。

・左CB

【haya_yamaga】

左CBは常田がシーズンフル出場。唯一無二の武器はチームに取っても欠かせないものとなっており、他の選手を寄せ付けない活躍を見せた。

これだけの活躍を見せているので今オフは(今オフも?笑)去就が注目されたが、無事残留で今年も山雅でプレーすることに。一方、左CBでもプレー可能な喜山・篠原のベテラン2人は移籍。代わりに左でのプレー経験もある高橋や宮部がこのポジションを争うことになるか。

とはいえ、チーム全体のバランスを見た時に、高さや左利き、稼働率という点などで常田の価値は高まっている。今年は対抗馬に高橋がいる点は大きなプラスだが、基本的には左は常田というチョイスが固いのではないか。

・右SB

【haya_yamaga】

圧倒的なスピードを誇る藤谷、守備職人で献身性も光る宮部、SBの位置から組み立てができる浜崎と実力者が揃う3者3様の陣容となったが、ほとんどの時間は藤谷が出場。シーズン始まると早々に浜崎は移籍、宮部もベンチ外の機会が多く、橋内や下川が右に回ったり、3バックへのシステム変更の割を食うことも少なくなかった。

藤谷は怪我でシーズンを棒にふることも多かったので若干綱渡り状態になっていた右SBは大きくテコ入れ。これまで攻撃的なポジションでプレーしていた佐相をDFとして加えると、大宮時代に霜田監督の下でプレーしていたベテランの馬渡も浦和から補強。高い位置を取っての攻撃参加を得意とする3選手を揃えた。

プロ7年目とそこそこの年数を過ごしている佐相だがこのポジションを主戦場にするのは初。このポジションでの経験が豊富なプロ9年目の藤谷と11年目の馬渡の壁は厚いのでまずはこの2人が本命になるか。昨年ほぼフル稼働だった藤谷に対して馬渡がどれだけキャンプで状態を戻せるかが鍵になりそう。攻撃に振り切った編成なのでリード時に宮部や高橋の起用があるかはベンチメンバーの選考にも関わってくる。

・左SB

【haya_yamaga】

昨シーズンは下川と山本龍の一騎打ちとなった左SBは下川が多くの出場時間を得たが、終盤は山本龍がメインに。ルーキーの藤本は出場時間を得られず、後半戦は右SB同様、3バック化によって喜山や住田、村越らがWB起用されることも。

今オフには(特指やレンタル時代を含めると)7年山雅に在籍していた下川が満了に。樋口がプロとしてチームに本格合流。左右で比べると明らかに左の若さ・経験の浅さが目立つが、経験面は左SBも可能な新加入の馬渡・高橋でカバーするようなイメージになってきそう。

下川が移籍したことで自ずと山本龍が中心になってくるが、右の争い次第では馬渡が左に移ってくる可能性もそれなりに考えられる。ポジションは安泰ではない。また藤本、樋口も同年代で伸びしろはまだまだある。途中交代含めて流動的な形になるのではないか。

・ボランチ

【haya_yamaga】

昨シーズンの前半戦は安東、住田、パウリーニョがメインだったが人選は定まらず。夏に移籍して早速起用された安永がそのまま定着怪我から復活した米原も同様にその相方として先発で起用され続けた

人数的にも厚かったこともあって今オフで中堅~ベテラン層の選手が複数チームを去ることに。加入では主軸となっていた安永が完全に移行。磐田から山本康も加入して争いが激化。若返りとスリム化にも成功している。

昨年の主力組の米原と安永、新加入の山本康、高さや守備の強度の面では利がある住田も加わり、様々な組み合わせが考えられる状況。さらに昨シーズン試されていた國分や今オフは藤本もこのポジションで争うことになるか。4人の壁は厚いが、ユーティリティ系が少ないのでベンチ入りなどを考えた時にそこは突破口になりうる。

・左SH

【haya_yamaga】

左SHは滝が一歩リードするも秋頃までは流動的で定まらず。山口の復帰後はシーズン終了まで彼の起用が続いた。ただし、活躍が期待された濱名、ルーカスヒアンの2人は全くと言っていいほど試合に絡めずに不本意なシーズンに。明暗が分かれたポジションとなった。

オフにはそんな濱名とルーカスヒアンが出場機会を求めて移籍へ。滝を早々に完全移籍に移行させると霜田チルドレンの高井を獲得。新卒の前田も流通経済大学では最後は左サイドで開花した。脂の乗った年齢層を迎えた実力者たちが争う構図になっている。

今年の本命はやはり終盤ポジションを掴んだ山口と霜田山口では絶対的な存在だった高井。共に2桁を狙わなければいけない選手で、キッカーとしても強力、野心家で強気なメンタルを持ち、前線やトップ下も可能という共通点があるが、そこにもすでに実力者はいる。難しいのはマネジメント面になってくるかもしれない。どのように棲み分けるか。

・右SH

【haya_yamaga】

右サイドは開幕時は滝や榎本で争っていたが、目に見えた結果を残した村越が徐々に主力に。一時出場機会を失っていた時期は國分や菊井、野澤らが務めるも結局最後は村越がこのポジションを掴んでいた。

今オフでは野澤がレンタルバック、榎本が契約満了でチームを去ることに。安藤や佐相がこのポジションを務めることも出てきそう。右に比べるとやや薄さはあり、年齢も若い選手が多い印象。チャンスはあるが他のポジションから移ってくることも考えられる。

今年は終盤にも出場機会を掴んでいた村越がまずは筆頭にあげられる。ただ上にも書いたような他ポジションからの選手(滝や安藤など)も対抗にあげられ、壁も左ほど大きくはない。前線の中では誰がポジションを掴むか予想が難しいポジションのように感じる。誰が開幕スタメンの座を掴むか。

・トップ下

【haya_yamaga】

タレント豊富だったトップ下はほぼ菊井の独壇場。別ポジションに入った時に鈴木や渡邉、山口らがこのポジションを務めることもあったが、基本は彼を中心にシーズンは進んでいた。

オフは主軸の菊井の移籍も考えられたが、山雅にとっては最大の補強ともいえる残留を決断。一方、スタイルの適応に苦労していた鈴木が栃木に移籍。典型的なトップ下型の選手の補強はなかったが、安藤やルーキーの前田らはここのポジションでの起用は考えられる。

今年もトップ下は新たに10番をつける菊井が中心になるだろう。ただし、山口や前田はトップ下としても親和性は高く、(実際どうなるかは置いといて)昨年のスタートほど菊井依存は無くなりそう。安藤はまた少し違ったタイプにはなるが、得点力は折り紙付き。逆三角形へのシステム変更なども昨季よりはスムーズに移行できるのはないか。

・CF

【haya_yamaga】

横山やルカオら主力が去り、霜田監督の愛弟子・小松と新加入の渡邉の2人で競っていたCFは渡邉の負傷と得点力の開花が重なって小松が絶対的な存在に。霜田監督からの信頼も厚く、渡邉や鈴木が結果を残した後も変わらず起用が続いた。

しかし、オフには小松が移籍、渡邉が満了、田中が移籍先を模索中。加えて鈴木や榎本もチームを離れたため、CF候補はまさかの総入れ替えに。加入では小松に次ぐ得点ランク2位の浅川、相模原でスーパーサブながら2桁得点を記録した安藤を獲得。高井や前田もこのポジションは可能。全体的に山雅とのマッチが未知数なのはやや不安要素か。

今年は目玉補強の浅川がCFの大本命。安藤がトップ下や右でもプレーでき、新井や前田も同様なので、そもそも対抗馬自体が少なく、浅川にかかるウェイトはかなり大きい。昇格にむけては昨年超え(16点以上)がマストという状況になっている。選手にとっては燃える状況だが、代役や選択肢の少なさはやはり懸念点。万全で開幕を迎えることを祈る。
以上、スカッドの確認は以上。
もちろんまだまだ不確定な部分も多く、キャンプ中にサプライズがあればチームに取ってもサポに取っても喜ばしいこと。それこそがチームの成長に繋がり、最終的な目標にも繋がっていくことだろう。

今後もnoteやスペースなどで随時、オフ期間のチームやJ3全体の流れを追っていこうと思うので何卒。

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