【決戦間近】2024年NOAHのプロレス初め!1.2有明アリーナ大会 見所紹介!

プロレスリング・ノア
チーム・協会

【PRO-WRESTLING NOAH】

 2024年のNOAHは有明アリーナでの年始ビッグマッチで幕開けとなる。ダークマッチ含めて全13試合。超豪華なラインアップでメインイベントを務めるのは、丸藤正道vs飯伏幸太の初シングルマッチだ。



 12・2横浜のセミ後、突然、飯伏が登場。丸藤もリングに戻り、プロレス界きっての両雄が並び立つ。飯伏が「丸藤さん、1月2日、その日は空けておきます」と語ると、丸藤は「飯伏、有明のリングで待ってるよ」と返答。両者は視線を合わせてガッチリと握手した。この一連のやり取りは2005年4月24日に日本武道館で交わされた三沢光晴と川田利明のオマージュだ。 

 2人の出会いは2005年5月7日。「第2回ディファカップ」ジュニアタッグ・トーナメント。当時の丸藤はKENTAとGHCジュニアタッグ王者としていち時代を築いていた時期でプロレス界の新世代旗手だった。一方の飯伏は驚がくの空中殺法で注目を浴びていたデビュー1年に満たない超新星。同一戦は飯伏の出世試合となり、それから2年後の2007年7月に開催された「日テレ杯争奪ジュニアヘビー級タッグリーグ戦」に丸藤&飯伏組で出場。最終戦のKENTA&石森太二戦は名勝負として語り継がれている。


 2009年4月にシングルが組まれたが、丸藤が右ヒザ前十字ジン帯断裂で欠場となり消滅。2010年7月に“仕切り直し”が組まれるも、今度は飯伏が左肩関節脱臼で欠場…。
 互いにキャリアを重ねて円熟味を増して迎える待望の初シングル。今大会のメインでおこなわれることについて賛否両論が巻き起こったが、それも丸藤vs飯伏が持つ価値の裏返し。運命に導かれし、至高のプロレスを堪能せよ!

【PRO-WRESTLING NOAH】

 セミファイナルはGHCヘビー級選手権試合。10・28福岡でジェイク・リーを破ったのが、観客支持率NOAHナンバーワンの拳王。挑戦者の征矢学は拳王と昨年6月の金剛解散まで一緒にNOAHを盛り上げ、世界タッグ王者として全日本プロレスを引っかき回した元パートナーだ。
 挑戦が決まってからの征矢は精彩を欠いていた。前哨戦の11・11大阪&11・17宇都宮と拳王スペシャルで2度のギブアップ負け。そんな劣勢を打開したのは12・2横浜だ。
 自身がデビューした無我ワールドを半年で退団して全日本に移籍したことについて「不義理をした」と語っていた藤波辰爾とのタッグを結成。試合を通して16年来のわだかまりを清算。師匠の得意技であるドラゴンスリーパーで王者から勝利を収めて反撃のノロシを上げてみせた。それからの前哨戦は互角。2024年のNOAHを先頭に立って引っ張っていくのは拳王か、征矢か。





 第9試合はNOAH&NJPWvs 新日本プロレス“拷問の館”HOUSE OF TORTURE(HOT)のイリミネーションマッチ。当初は清宮海斗&大岩陵平vsEVIL&高橋裕二郎とのタッグ戦だったが、NOAH12・20後楽園にHOTが6人全員で乱入。怒りの清宮&大岩は翌日の新日本12・21後楽園に電撃登場し、リング上でHOTに暴行を受けていた海野翔太を救出。海野と対HOT共同戦線を張ることになった。
 NOAH&NJPWには近藤修司&宮脇純太&稲葉大樹も参加。清宮&大岩はNOAHの心強い仲間たちと、そして海野と一緒に悪逆非道の限りを尽くすHOTを駆逐するしかない。

【PRO-WRESTLING NOAH】

 第8試合はGHCジュニアヘビー級選手権。ダガは11・4新潟で絶対的な防衛ロードを歩んできたHAYATAを破り、GHCジュニアヘビー級王座を初戴冠。その試合後に早速、Eitaが挑戦に名乗り出るも、割って入った近藤修司が先に挑戦。11・24後楽園でダガが初防衛に成功すると、再びEitaが挑戦をアピールした。
 12・2横浜武道館ではベルト返上&贈呈と見せかけて、Eitaを襲撃するなど手段を選ばないダガ。一方のEitaは新年早々、この因縁抗争にキッチリと決着をつけ、2度目のGHCジュニア戴冠で自称だった“NOAHジュニアの顔”の称号を本物とするつもりである。





 第7試合は「WRESTLING SYMPHONY」と銘打たれたNOAH&新日本混成タッグマッチ。棚橋弘至が新日本プロレス新社長就任後初めて試合でHAYATAと組んで、ザック・セイバーJr.&小川良成という日英テクニシャン師弟コンビと激突する。
 小川と棚橋の対戦は2004年1月10日以来、実に20年ぶり。この時はGHCタッグ選手権試合として小川が三沢光晴と組んで永田裕志&棚橋組に挑戦。三沢が棚橋を破って王座奪還を果たしている。久々の小川vs棚橋でどんなドラマが生み出されるのか。
 棚橋は新日本1・4東京ドームではNJPW WORLD認定TV王者のザックへの挑戦も決定済み。そのため決戦を2日後に控えた中で前哨戦の意味合いもある。ザックとHAYATAはこれが初対決。HAYATAは棚橋とのタッグに向けて「スリングブレイドはもらう」と宣言しており、さまざまな見どころのある一戦になりそうだ。

【PRO-WRESTLING NOAH】

 第6試合は佐々木憂流迦プロレスデビュー戦。憂流迦は2010年4月に総合格闘家デビュー。2014年にはUFCと契約し、2018年にはRIZIN初参戦。フライ&バンタム&フェザー級トップ戦線で実績を残してきた。
 そんな憂流迦の格闘人生を激変させたのが昨年1・1日本武道館のグレート・ムタvs中邑真輔戦だ。あまりにも壮大なスケールでリングに描かれた“作品”を目の当たりにして、ずっと胸の奥にしまい込んでいたプロレスへの憧れが再燃。NOAH道場でトレーニングに励んで、11・13新宿でエキシビション戦に臨んだ。
 憂流迦はプロレスと真正面から真摯に向き合い、ロックアップ、ロープワーク、受け身なども見せた。正式デビュー戦の相手は杉浦貴。11・27新宿では握手後にオリンピック予選スラムでいきなり洗礼を受けたが、どんなファイトを見せるのか興味深い。





 第5試合は“グレート・ムタ娘”愚零闘咲夜(グレート・サクヤ)がいよいよヴェールを脱ぐ。「MONDAY MAGIC」で隠居生活をしているムタが赤ん坊を拾い、毒霧で育てていることが発覚。その赤ん坊が成長し、愚零闘咲夜となり、11・27新宿に突如として見参。騒然となる中、梅咲遥に挨拶代わりの毒霧を浴びせ、間に入った野崎渚は、咲夜に耳打ちされてから高瀬みゆきに張り手。そして野崎と咲夜が電撃的な握手をかわし、2人で花道を引き揚げた。
 当然“ルミナス”梅咲&高瀬もやられてばかりでいられない。注目せずにいられないのがムタの遺伝子を受け継ぐ咲夜のデビュー戦でのファイトぶり。その答えは1・2有明アリーナのリング上で明らかとなる。

【PRO-WRESTLING NOAH】

 第4&3試合はNOAHvsNJPWトップ選手同士のシングルマッチ。8~9月の「N-1 VICTORY 2023」で初優勝を果たした潮崎豪だったが、9・24名古屋でジェイクのGHCヘビー級王座に挑戦するも敗北。再浮上を模索する中、「MONDAY MAGIC」11・27新宿でタッグマッチながら小島聡にフォール負け。12・2横浜では「オレの中で引っかかるものがある。小島聡を倒さないと次に進めない」と語り、リベンジマッチへと動き出した。
 思えば、潮崎は小島と2010年8月に新日本プロレス「G1 CLIMAX 20」公式戦で初めて対戦して敗北。それから12年後、2022年6月「Cyberfight Festival 2022」のメインイベントでGHCヘビー級王者として挑戦を迎え撃ったが、またしても“剛腕”で敗北していた。月曜日の魔法でたぐり寄せた小島に対するリベンジ戦。三度目の正直で14年越しのシングル初勝利を目指す。




 
 第3試合はマサ北宮のアピールで決定。1月にタッグマッチで激突した石井智宏とは互いに熱くなってやり合い、試合後も花道やバックステージで大乱闘。5カ月後の新日本&全日本&NOAH共催「ALL TOGETHER」6・9両国でも6人タッグマッチで対戦し、ゴツゴツとした真っ向勝負で火花を散らしていた。
 そんな北宮の自己主張に石井も「望むところだ。オレもアイツと決着つけなきゃいけねぇと思ってたからな。よくぞオレの名前出した。1対1で勝負だ」と発言。どうやら“相思相愛”だったようである。
 互いが求め合っているように、師匠であるマサ斎藤さんに叩き込まれた北宮の“Go For Broke”ファイトと、NOAH初参戦となる石井のゴツゴツは相性抜群。好勝負必至!





 第2試合は国際色豊かな6人タッグマッチ。2023年NOAHの舵を取っていたジェイクがGHCタッグ王者組のジャック・モリス&アンソニー・グリーンとトリオで出陣。GHCナショナル王者としてNOAHエース外国人まで上り詰めたイホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.が、アメリカ「ウエストコースト・プロレスリング」のヴィニー・マッサーロ&タイタス・アレクサンダーを引き連れて迎え撃つ。

【PRO-WRESTLING NOAH】

 第1試合はGHCジュニアタッグ選手権。王者組のドラゴン・ベイン&アルファ・ウルフは驚がくの身体能力を持つルチャ・リブレ兄弟。アレハンドロ&ニンジャ・マック。YO-HEY&タダスケとは常にハイレベルの空中戦を展開しており、有明アリーナという大会場全体を包み込むスピーディー、かつデンジャラスな攻防から一瞬たりとも目を離せない。





 ダークマッチもお祭り騒ぎ的かつ藤村加偉とTERRY YAKIの出世争いが楽しみな8人タッグマッチとフレッシュな生え抜き若手対決だ。現在のNOAHが自信を持って組んだ最高級の全13試合。プロレスの楽しさ、面白さ、感動がいっぱい詰まった大会になること間違いなし!

(文提供/ 週刊プロレス 井上光)



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【大会詳細】

「ABEMA presents NOAH "THE NEW YEAR" 2024」


2024年1月2日(火) 開始:15:00 開場:13:30  会場:有明アリーナ

※ダークマッチの開始時間は14時20分を予定しております。



<配信情報>

・ABEMAにて生配信 https://abema.app/dgsZ

・WRESTLE UNIVERSE(英語実況)でのご視聴はこちら

https://www.wrestle-universe.com/ja/lives/5Ax2hRWerdWpK5xj1eASci

【全対戦カード】

<第11試合 メインイベント・スペシャルシングルマッチ/DESTINY2024>
丸藤正道 VS 飯伏幸太



<第10試合・GHCヘビー級選手権>
(王者)拳王 VS 征矢学(挑戦者)
※第43代王者の初防衛戦となります。



<第9試合・6vs6イリミネーションマッチ/NOAH&NJPW vs HOUSE OF TORTURE>
清宮海斗 海野翔太 大岩陵平 稲葉大樹 近藤修司 宮脇純太 VS  EVIL 成田蓮 高橋裕二郎 SHO 金丸義信 ディック東郷

【イリミネーションマッチルール】
・勝敗はフォール、ギブアップ、KOの他にロープ最上段から場外に落ちると失格となるオーバー・ザ・トップロープルールを採用
・先に相手チーム全員を失格させたチームの勝利となる



<第8試合・GHCジュニアヘビー級選手権>
(王者)ダガ VS Eita(挑戦者)
※第54代王者の2度目の防衛戦となります。



<第7試合・タッグマッチ/WRESTLING SYMPHONY>
ザック・セイバーJr. 小川良成 VS 棚橋弘至 HAYATA



◉Intermission◉



<第6試合・シングルマッチ/佐々木憂流迦プロレスデビュー戦/Road to PRO WRESTLER>
杉浦貴 VS 佐々木憂流迦



<第5試合・タッグマッチ/愚零闘咲夜降臨>
愚零闘咲夜 野崎渚 VS 梅咲遥 高瀬みゆき



<第4試合・シングルマッチ/NOAH vs NJPW>
潮崎豪 VS 小島聡



<第3試合・シングルマッチ/NOAH vs NJPW>
マサ北宮 VS 石井智宏



<第2試合・6人タッグマッチ/International Sensation>
ジェイク・リー ジャック・モリス アンソニー・グリーン VS イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.  ヴィニ―・マッサーロ タイタス・アレクサンダー



<第1試合・GHCジュニアヘビー級タッグ選手権3WAYマッチ>
(王者)ドラゴン・ベイン アルファ・ウルフ VS YO-HEY タダスケ(挑戦者) VS ニンジャ・マック アレハンドロ(挑戦者)
※第58代王者組の2度目の防衛戦となります。



<ダークマッチ第2試合・8人タッグマッチ>
モハメド ヨネ 小峠篤司 スペル・クレイジー TERRY YAKI VS 齋藤彰俊 大原はじめ Hi69 藤村加偉



<ダークマッチ第1試合・シングルマッチ>
小澤大嗣 VS 大和田侑



皆様のご来場、お待ちしております!
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著者プロフィール

プロレスリング・ノアは、2000年8月5日に旗揚げしたプロレス団体。 創始者の三沢光晴は全日本プロレスから多くの選手&スタッフたちとともに独立、団体名が表すようにプロレス界の“方舟”となるべく航海を始めました。 旗揚げ以降日本プロレス、全日本プロレスと受け継がれてきた伝統を重んじながらも、旗印である「自由と信念」を投影した闘いで世代を超えて多くの人々を熱狂させてまいりました。 2020年、NOAHは新たにサイバーエージェントグループとなり、さらなる団体と業界の発展を発展を目指して、新たな試みを続けています。

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