信州ブースター沖縄滞在記…琉球の強さの秘密を肌で感じたバスケ三昧の日々 【B MY HERO!】

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圧倒されただけでなく、楽しさが詰まっていた沖縄アリーナ 【(C) かつらこ】

 今シーズンもB MY HERO!特派員を担当させていただきます、信州ブースターのかつらこです。

 氷点下の極寒の長野から、沖縄へ。空港に降り立つと気温26度! 気温差軽く20度以上(汗)。半袖を一枚しか持ってこなかったことをすでに後悔。

 空港でレンタカーを借りて、コザ地区のホテルにチェックインしてすぐにアリーナへ出発した。

 下調べもせずに、夏のワールドカップのイメージだけを持って向かった沖縄アリーナに到着。しかし、外観はなんだか地味…思ってたのより小ぶり?

 そんな思いは中に入ってみるとその凄さに圧倒される。今まで見たどのアリーナよりも非日常感が半端ない!! 大型ビジョンだけでなく、すべての装飾がすごい。その中でもほかと一番違うと感じたのは、横ではなく縦の空間。縦型のビジョンもあるし、私のイメージとしては正立方体に近かった。通常アリーナは横に広いもの。しかし、縦に長い空間がさらに演出を派手にしている感じがした。そしてそれをさらにすばらしいものにしているのは、センス。琉球の画像や動画のセンスが本当に良かった。

外観はちょっと小ぶりな感じ??? 【(C) かつらこ】

 アリーナ内の施設もすばらしい。

 今どのくらい空室があるかわかるトイレ。全般的に言えることだが、新しく建てられたアリーナはどこもトイレがたくさんある。しかもトイレの場所が点在していて、いつでも並ぶことなくトイレに行かれる。

 私が一番足を運ぶ会場ではトイレにとにかく長い列ができて、ハーフタイム20分並んでもトイレに入れないことが多々ある。小さいお子さんがいるかたにとって20分は長い。沖縄アリーナは並ばないし、どこのトイレがすいているかも教えてくれる。画期的だ。

どこのトイレがいくつ空いているのかひと目でわかるってすばらしい 【(C) かつらこ】

 子ども連れのかた目線でいくと、キッズスペースが多いのもこのアリーナの特徴。しかもありがたいことにキッズスペースと通路を挟んだところには大人が見守れるスペースまである。

 至れり尽くせりとはこのこと。子どもは色々あるキッズスペースで飽きずに遊べる。自分の描いた絵が画面に映し出されるものは、子どもの年齢問わず楽しめる。大人は見守りながらおしゃべりや食事ができる。素敵!

子どもたちが飽きない工夫があちこちに 【(C) かつらこ】

DAY1〜怪我人が多い中、琉球に善戦

いよいよ試合がスタート 【(C) かつらこ】

 琉球ゴールデンキングスvs信州ブレイブウォリアーズ第1戦。

 たったワンポゼッション差の81-83の敗戦でしたが、素晴らしい試合でした!

 6連敗で迎えた今回の琉球戦。怪我人も多く、正直勝てるとは思ってなかった。まぁ実際勝てなかったわけだけど、でもこんなに接戦にまで持ち込めるとは夢にも思ってなかった(失礼)。勝ってほしいと思う反面、50-80みたいな試合になってしまったらどうしようと不安しかなかった。

 しかもロスター10人の信州に対して、代わっても代わってもスタメンレベルの琉球。(中略)

 よくがんばりました。ただ終わりかたがスッキリせず、大活躍した(ロン・ジェイ・)アバリエントスの怪我で後味は悪いものとなった。最近の信州戦では、怪我をした選手の苦痛に耐える顔をみることがとにかく多い。本当に悲しい。

 それでも思っていた以上の接戦で、現地まで観戦に来ていた信州ブースターも負けはしたものの口から出るのは、選手を讃える言葉ばかりだった。

 試合終了後にアリーナでは無料のライブが行われていた。これも分散退場を促す一つの方法なのかな。出口までひどい混雑もなく体育館を出ることができた。工夫は大事。

DAY2〜アリーナだけでなく、琉球ブースターが創出する最高のバスケ

 観光しようと朝から動いていて、沖縄アリーナ横を通るとすでにショップが開いていた。慌ててこの日に行われるアンソニーマクヘンリーの永久欠番セレモニーの記念グッズを買い、午後仕切り直しで会場に入る。

 ちなみに、琉球のARENA SHOPの品揃えは今まで行った会場の中でダントツ1位と言える。選手の商品だけでなく、普段使いできるほどの素敵な商品や子ども用の商品…とにかく多い! 今シーズン一番の散財(汗)。

チームグッズ以外の品揃いも多いARENA SHOP 【(C) かつらこ】

 そして、会場外のキッチンカーだけでなく、アリーナ内のフードも豊富。ドリンクのみ、フードのみ、スイーツのみと売店自体も分かれていて、わかりやすい。並ばずに購入はさすがにできなかったが、キャッシュレス決済のみは接客をスムーズにできるためには必要なのかも。ただ中学生くらいの二人組がキャッシュレス決済を知らずにきて、何も買えなかったのが可哀想だったなぁ…。

 シンプルなお味噌のおむすび、海苔に琉球のロゴが入ってるだけでついつい購入。

 試合の方はまたまた接戦。アバリエントスは松葉杖で登場。9人のロスター。そんな中、終始信州がリードする試合展開となった。(中略)

「2分ってこんなに長いの?」と言わざるを得ない、琉球の大逆転。岸本すごい! シュートが入るのがすごいのは当たり前なのだけど、岸本が決めた時の会場がすごく、ブースターが盛り上がる。それを受けてさらに岸本がスリーを決める。背中がぞぞぞってなる。見たことがない光景! すごすぎて笑っちゃうくらい(不謹慎)。

 この時感じたことは…

「琉球ブースターの一体感。声援が選手の力になるということ」

 環境も全然違うけど、信州の選手をこんな風に後押ししたいと心から思った。アリーナがすごいんじゃない。ブースターがすごいんだ!

 試合は79-83と悔しい結果。ホームアドバンテージだけでは言い表せない琉球の強さ。経験値…。

いよいよマクヘンリーのセレモニーがスタート 【(C) かつらこ】

 試合の後、昨シーズンまで信州に在籍していた、現琉球ゴールデンキングスACのアンソニー・マクヘンリーの#5永久欠番セレモニーが行われた。

 これが行われるから沖縄行きを決めたわけではないが、結果思い切って来てよかった。信州戦でセレモニーをやってくださる琉球さまよ。愛を感じる。この瞬間を沖縄アリーナで見れた私は本当に幸せだ。マックのお面かぶりながら、ずっと泣いてた。色々な思いがめぐった。マックがいた6年間。まさに信州が変わった、そんな6年。まだまだマックが引退してしまったことを寂しく思っているのも確か。

 こんなすばらしいセレモニーをしてくださった琉球ゴールデンキングスに感謝。永久欠番の文化がない信州でもマックに何かしたいと心から思う。

永久欠番「5」のバナーが掲げられた 【(C) かつらこ】

 初めての沖縄はとにかくバスケ三昧。バスケコートがとにかく多く、アラハビーチは2度も行くほどのお気に入り。

 ほぼノーリサーチで乗り込んだ沖縄は現地の方々のおかけでとても楽しいものとなりました。

 県民性か、とても独特な時間が流れてるとも感じた。なんくるないさーな感じ。

 全体の印象として、沖縄は想像以上に車社会。車がないと移動も結構大変。しかも渋滞が多い。

 それでも、とにかく、2泊3日ではぜんぜん足りない…沖縄って暑いし、食べ物合うのかなぁとか言ってたくせに、沖縄来てみたら移住希望とか言ってる私は相変わらずチョロイ。

 たくさんのご縁に感謝。沖縄最高でした!

かつらこ(B MY HERO!特派員)

【(C) かつらこ】

小学校から大学までバスケ経験はあるものの、まったくバスケができない、バスケ大好きおばさんです。信州ブレイブウォリアーズブースター。基本ホームは全部、アウェーもたまに参戦してます。観るのはもちろん、楽しくバスケするのも大好きです!Bリーグ全般観てます。


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著者プロフィール

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