【ラグビー/NTTリーグワン】山中亮平、感謝の思いを胸に100キャップ達成へ<コベルコ神戸スティーラーズ>

【©ジャパンラグビーリーグワン】

ホストゲームだった開幕戦で三重ホンダヒートを80対15の大差で破ったコベルコ神戸スティーラーズ(以下、神戸S)。今節はビジターで静岡ブルーレヴズと対戦する。キックオフは12月17日14時。立ち上がりから迫力満点にしかける“赤”の戦いぶりに注目だ。

「目標にしていたこと。今までの神戸Sの選手が100キャップを達成しているのを見て、『自分も達成したい』という気持ちがありました。コロナで試合がなかったこともあり、10年くらいかかりました。遅かったと思いますけど、すごくうれしいことだと思います」

そう語ったのは今秋のラグビーワールドカップ2023フランス大会での奮闘も記憶に新しい、神戸Sが誇るフルバックの山中亮平。今節出場すればジャパンラグビー トップリーグ時代を含めたリーグ戦通算100キャップに到達する。

「100試合出場を達成する選手がそんなに多くいるわけじゃないですし、自分にとってすごくいいラグビー人生を送れているんじゃないかなと思います」

当日は親など家族もスタジアムに駆け付けるという。ファンや関係者らを含めた人たちへの多くの感謝と思いを胸に山中はピッチに立つことになる。

その“鉄人”とも称される35歳は、開幕戦で早速、躍動感を発揮した。

“ボールを持って前に走った距離”を指す「ゲインメーター」でディビジョン1のトップとなる173mを記録。「まだ1試合目なので意識はしていない」と話した山中だが、同じく2位タイの18回を記録した“ボールを持って前に運んだ回数”を指す「ボールキャリー」にこだわりを見せた。

「今まで以上にボールキャリーは意識しています。自分で行けるところは『どんどん行こう』と思っているので、そこは試合で出していけたらと思っています」

計12トライの猛攻だった開幕戦。チームのアグレッシブさを最後尾から引き出した背番号15の存在感は大きかった。ただ、大勝にも浮かれる様子を見せず、「改善するところもある」と引き締めた山中。自らの役割遂行に視線を向ける。

「試合でしっかり良いプレーをすること」

シンプルな言葉に宿る、圧倒的なすごみ。100キャップという記念すべき試合でも、百戦錬磨のフルバックは不変のメンタリティーでチームの勝利に挑戦する。

(小野慶太)
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著者プロフィール

ジャパンラグビー リーグワンは、「あなたの街から、世界最高をつくろう」をビジョンに掲げ、前身であるジャパンラグビー トップリーグを受け継ぐ形で、2022年1月に開幕した日本国内最高峰のラグビー大会です。ラグビーワールドカップ2023を控え、セカンドシーズンとなるリーグワン全23チームの熱戦をご期待ください。

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