立川理道キャプテンが注目「5人の若手リーダー候補」

チーム・協会
11月24日に行われた「NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 開幕前メディアカンファレンス」。今回クボタスピアーズ船橋・東京ベイの立川理道(たてかわ・はるみち)キャプテンに密着取材し、今シーズンのスピアーズの状況、新たにチームに加わった外国人選手への思い、スピアーズをけん引する5人の若手リーダー候補など、貴重な話を伺いました。12月10日(日)のリーグワン開幕戦で対戦する東京サントリーサンゴリアスの気になる選手名もヒアリング。写真とともにレポートをお届けします。

テレビカメラを前に取材を受ける立川理道キャプテン 【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】

リアム・ウィリアムズ選手と対戦した印象は「ややこしいなー」

ディビジョン1から3までの全23チームが一堂に会した「NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 開幕前メディアカンファレンス」。多くのメディア関係者、リーグワンやチーム関係者、そして抽選で招待された一般の人たちが見守る中、各チーム代表の選手がステージ上で今シーズンの抱負を語りました。

東芝ブレイブルーパス東京のリーチ マイケルキャプテンから熱い視線が注がれていました! 【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】

MC・矢野武さんの「昨シーズンの勝者としてどんなチームを目指しているか」という質問に、立川キャプテンは「大きなフォワードとバックスを常に生かしていけるよう、細かいスキルを使ったゲームプランで勝っていきたい」とコメントしました。

総勢23人のラグビー選手がステージに並ぶと圧巻! 【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】

ステージでの撮影後、テレビ各局、J SPORTS、ペン記者の取材を立て続けに受ける立川キャプテン。メディアが気になっているのは、やはりスピアーズのチーム状況のようです。質問を受けて「仕上がりは絶好調。プレシーズンマッチのうち、最初の2戦は反省点が多かったものの、小田原で行われた三菱重工相模原ダイナボアーズ戦で成果を出せたと思っています。チームの特徴を細かく分析して準備しているところです」と堂々と回答。「王者として迎える今シーズンだからこそ、チームにチャレンジ精神が必要。追われる立場にはなっていないと感じています」とも話しました。
新たに仲間入りした外国人選手について尋ねられると、「マルコム・マークス選手がワールドカップでケガしたときは正直ショックだったけれど、チームの早い働きかけでデイン・コールズ選手が来てくれることになり心強い」とのこと。リアム・ウィリアムズ選手とは過去に3回ほど対戦したことがあるそうで、「ややこしいなー、うまいなーと思いましたよ。バックスリーの経験豊富な彼のプレーは、チームにいい影響を与えてくれるはず」と期待を寄せていました。

スクラムハーフ藤原忍選手のリーダーシップに太鼓判

MC・浅野杏奈さんと笑顔で会話する立川理道キャプテン 【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】

今回の取材で、筆者が聞けてうれしかったエピソードは、若手リーダー候補の話。「スピアーズの若手が育ってきています。特に注目しているのは、根塚洸雅選手、ファウルア・マキシ選手、紙森陽太選手、藤原忍選手、押川敦治選手の5人。その中でも、藤原選手の成長は目を見張るものがありますね。責任感が強く、リーダーシップも備わっています。チームとしても、9番(スクラムハーフ)の存在は重要です」

また、昨シーズンで退団した井上大介選手には、グラウンド外でも助けてもらったと言っていました。「試合に出ていないメンバーをまとめられる、彼のようなリーダーが今後出てきてくれたら」と願っているそうです。

動画撮影では、スポンサー名を間違えないように何度も練習していました 【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】

スピアーズのどこを見てほしいかとの問いには、「世界的に有名なスター選手だけでなく、日本人のプレーも見てほしい。プレーの低さ、キャッチやパス。楽しいラグビーを届けたいですね。個人としては、チームをひとつにするリーダーシップに注目してほしい。チームを勢いに乗せていきたいと思います」と力強く答えた立川キャプテン。開幕戦で対戦するサンゴリアスの注目選手を聞かれると、「プロップの垣永真之介選手。スクラムで吠えさせないですけど!」と即答し、記者たちの笑いを誘っていました。この2人がプライベートでも仲が良いことは有名です。

12月10日(日)に秩父宮ラグビー場で行われるスピアーズのリーグワン初戦。「サンゴリアスのアタッキングラグビーと、スピアーズのフォワード&バックスを生かしたラグビーの戦いになるだろう」と立川キャプテンは予測します。いよいよ開幕まであと少し。ラグビーファンのみなさん、今シーズンもリーグワンを一緒に盛り上げましょう!

東京サントリーサンゴリアス堀越康介キャプテンから一言「スピアーズのフォワードパックを警戒しています!」 【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】

取材・文・撮影:せきねみき(ライター・コラム二スト)
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著者プロフィール

〈クボタスピアーズ船橋・東京ベイについて〉 1978年創部。1990年、クボタ創業100周年を機にカンパニースポーツと定め、千葉県船橋市のクボタ京葉工場内にグランドとクラブハウスを整備。2003年、ジャパンラグビートップリーグ発足時からトップリーグの常連として戦ってきた。 「Proud Billboard」のビジョンの元、強く、愛されるチームを目指し、ステークホルダーの「誇りの広告塔」となるべくチーム強化を図っている。NTTジャパンラグビー リーグワン2022-23では、創部以来初の決勝に進出。激戦の末に勝利し、優勝という結果でシーズンを終えた。 また、チーム強化だけでなく、SDGsの推進やラグビーを通じた普及・育成活動などといった社会貢献活動を積極的に推進している。スピアーズではファンのことを「共にオレンジを着て戦う仲間」という意図から「オレンジアーミー」と呼んでいる。

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