Jリーグシーズン移行に対する選手会意見

日本プロサッカー選手会
チーム・協会

【©JPFA】

 シーズン移行について、日本プロサッカー選手会(JPFA)においても、理事会、またJリーグ全60支部の訪問を通じて検討を進めてきました。2023年11月6日(月)、JPFA臨時総会/臨時大会を開催し、シーズン移行に関するJPFAの考え方を決議しましたので、ここで公表させていただきます。
 これまでの検討の中で、この議論は日本でのシーズン開催時期の最適化の問題と考えております。会員選手から最も多く寄せられた意見は、ファン、サポーターの皆さまにもっとハイレベルな試合をお見せしたく、日本の夏が厳しい気候になる中でも、年間を通じて試合クオリティを維持したい、ということでした。ACLや欧州シーズンと揃えることも意義があると考えております。
 一方で、雪国対策を懸念する意見も出ております。Jリーグからは、これまでの12月から2月のシーズンスケジュールをベースにした案を検討されている旨説明を受けています。今後、12月または2月の試合が増えていく際に、ファン、サポーターの皆さんの観戦環境など、懸念される点がカバーされるのか継続した協議が必要と考えております。また、日本サッカー界の将来のため、雪国のサッカー振興を考えた施設整備などもJFAやJリーグに要望してまいります。その他、シーズンスケジュールや移行期につきましても、いくつか課題は残っていると考えております。
 以上のことから、シーズン移行に関し、雪国対策などの重要な課題について、引き続きJFAやJリーグと協議することを前提に、JPFAとして納得できる解決策が見いだせるのであれば、基本的に賛成と考えております。今後、実現のために、前向きに議論を進めていきたいと思います。
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著者プロフィール

Jリーグ(J1,J2,J3)、WEリーグに所属する日本人プロサッカー選手(一部の外国人プロサッカー選手を含む)と海外クラブに所属する日本人プロサッカー選手が会員となっている組織です。1996年にプロサッカー選手の立場で活動し発言する組織としてJリーグ選手協会が設立され、2010年に日本プロサッカー選手会と名称を変更。日本のプロサッカー選手を代表する組織として生まれ変わりました。豊かなサッカー文化の普及および振興に寄与するとともに、プロサッカー選手を目指す子どもたちに大きな夢と希望を与えられるような活動に取り組んでいます。

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