【BOATRACE】千載一遇のチャンス 青木玄太と藤原啓史朗がG1初Vへ先陣争い! 桐生G1赤城雷神杯

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 ボートレース桐生(ナイター開催)の「G1開設67周年記念 赤城雷神杯」は、17日の9R~11Rで準優勝戦が行われた。準優初戦の9Rは、1枠イン戦の山口剛がコンマ10のトップスタートで見事逃げ切りに成功。つけ回った峰竜太が2着に入り、ともに優出切符を手にした。

 勝った山口剛(広島支部41歳)【写真下】は「外枠を見たらメンバーはすごかったけど、イン戦だったので相手は関係なかったですね。集中してレースにいけました。スタートもフルダッシュだった分、少しのぞいていく感じがあったし、余裕を持って回れました」とレースを振り返った。モーターの方は「少し重さはあるけれどしっかりグリップするし、行き足も悪くない。いつもの自分の仕上がった時と比べると、若干伸び型な感じになってはいるけれど、それは桐生の気圧の低さの分かな」と。ファイナルへ向けては「優勝しにきたので、優勝をめざして真剣勝負します」と山口らしい、歯切れのいい言葉で意気込みを語った。

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 準優10Rも1枠イン戦の藤原啓史朗(岡山支部33歳)【写真下】が結果を出した。藤原はコンマ18の控えめな仕掛けながら、スリット後グイッと加速すると、1マークでは中外勢の攻めをまったく寄せつけずに逃げ切った。2着は2番差しの地元・秋山直之が、2マークで最内を差してきた篠崎仁志を全速で押さえ込んで入線。

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 勝った藤原は「1マークはちょっと落としすぎたのか、慌てて握って変な挙動をしたけど、エンジンがいい分前に押してくれて大丈夫でした」と反省点を踏まえつつ、振り返った。優勝戦へは「もう少し伸びをつけていきたい」と攻撃的な調整を示唆。G1戦はこれが2回目の優出。昨年9月の福岡周年では1号艇で優出したが、宮地元輝の2コース差しに屈して2着と惜敗している。雪辱のG1初優勝を果たせるか注目だ。

 準優最後の11Rも青木玄太(滋賀支部36歳)【冒頭の写真】のイン逃げ決着となった。青木はインからコンマ16のスタート。少し中外勢にのぞかれる展開ではあったが、1マークまで伸びて出ると、あっさり先制して逃げ切った。2着はまくり差した吉田拡郎が、2マークで丸野一樹を差してさばいた。

 4日目に10人抜きの予選トップから準優快勝の青木が、優勝戦の1枠を獲得。モーターの仕上がりも「準優が一番タイム(展示)も出ていたし、軽快感もあって文句ないです。久しぶりにこんな仕上がりでレースにいけたなという感じ」と自信ありげ。G1は通算3回目の優出。「しっかり勝って帰れるように頑張ります」と実に落ち着いた表情でインタビューを結んだ。

 優勝戦のメンバーと主な戦績は次のとおり。

<桐生 最終日 12R 優勝戦>
1枠 青木 玄太 (滋賀支部) SGV0 G1V0
2枠 藤原啓史朗 (岡山支部) SGV0 G1V0
3枠 山口  剛 (広島支部) SGV1 G1V9
4枠 峰  竜太 (佐賀支部) SGV5 G1V17
5枠 秋山 直之 (群馬支部) SGV0 G1V5
6枠 吉田 拡郎 (岡山支部) SGV1 G1V4

 勢いのある藤原、攻め位置で力をフルに発揮する山口、そして4カドにはボート界最強の峰。そのマーク位置には地元豪腕の秋山と油断ならない相手はそろったが、青木が見事G1初優勝を達成できるのか? 元選手の父・青木孝司さん(2014年引退)が成し遂げられなかった大きな夢へ、息子の玄太がデビュー16年目にして王手をかけた。

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