【BOATRACE】なんと10人抜きで青木玄太が予選トップ! 峰竜太は転覆で準優3枠 桐生G1赤城雷神杯

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 ボートレース桐生(ナイター開催)の「G1開設67周年記念 赤城雷神杯」は16日に予選ラストの4日目が行われ、準優進出のベスト18が決まった。

 3日目終了時点で得点率トップだった峰竜太が、予選ラストの4日目11Rでまさかのアクシデントに見舞われた。2枠2コース戦で小差しに構えた1マークだったが、1号艇の引き波に引っかかる形で激しく横転(選手責任の転覆で-5点)。幸い後続艇が次々に避け、ケガは免れたが、得点率は9位タイまで後退してしまった。

 峰とともに今節の主役候補であった地元の大将格・毒島誠も、4Rで5コースからまくり差し2着としたレースで、1マークへ絞り込んだ動きが不良航法の減点マイナス10点の対象となってしまった。得点率は峰と同じ9位タイ(着位差で10位)に下がった。

 主演たちの失速で、上位争いは混とんとした様相。混戦を1歩抜け出して、得点率トップに立ったのは3日目終了時点で着位差を含めれば11位にいた青木玄太(滋賀支部36歳)【冒頭の写真】。予選ラスト走は10R1枠の1回乗りで、毒島の2コース全速を寄せつけず見事逃げ切り、この時点では11Rを走る峰に次ぐ2位の位置だった。青木は「今節初めてのイン戦で、コース幅がこんなモノかなと思っていったけど…、ほかの人に少し迷惑をかけてしまったかもしれない」と反省の弁。ただ、足の仕上がりについては「レース足がしっかりしているのが一番です。もう回転調整くらいで大丈夫ですね」と満足げな表情。なんと10人抜きの予選トップで、準優は11Rの1枠に構え自身初のG1タイトル獲得へと乗り出していく(G2は2017年大村のモーターボート誕生祭V)。

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 得点率2位は奮戦光る藤原啓史朗(岡山支部33歳)【写真上】。4日目のラストカード12R(予選終了後の一般戦)では、コンマ22の苦しい隊形からも見事逃げ切った。舟足にもさらに自信をつけて準優10Rの1枠で戦う。ただ、この10Rには土屋智則と秋山直之の地元両雄がいる。そして、桐生周年の第60回大会(2016年)覇者であり、当地でSGのダービー(2010年)とメモリアル(2012年)を勝っている瓜生正義が3枠に陣取る。

 得点率3位には、2日目の6枠戦以外を5走オール舟券絡みと安定していた山口剛(広島支部41歳)【写真下】が入った。準優は9Rの1号艇。しかし、このレースはセミファイナル3戦のうちで最も激戦カードとなった。トップ級の舟足を誇る安達裕樹。予選ラストで転覆の雪辱を誓う峰竜太。地元で闘志みなぎる毒島誠。一撃のターンを秘める桐生順平。隙あらばコース取りに動く古結宏。山口にとっても強敵がズラリと並んだ。

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<桐生 5日目 9R 準優勝戦>
1枠 山口  剛(広島支部)
2枠 安達 裕樹(三重支部)
3枠 峰  竜太(佐賀支部)
4枠 毒島  誠(群馬支部)
5枠 桐生 順平(埼玉支部)
6枠 古結  宏(兵庫支部)

<桐生 5日目 10R 準優勝戦>
1枠 藤原啓史朗(岡山支部)
2枠 土屋 智則(群馬支部)
3枠 瓜生 正義(福岡支部)
4枠 秋山 直之(群馬支部)
5枠 中野 次郎(東京支部)
6枠 篠崎 仁志(福岡支部)

<桐生 5日目 11R 準優勝戦>
1枠 青木 玄太(滋賀支部)
2枠 松井  繁(大阪支部)
3枠 丸野 一樹(滋賀支部)
4枠 岡村 慶太(福岡支部)
5枠 吉田 拡郎(岡山支部)
6枠 魚谷 智之(兵庫支部)

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