【スノーボード】ジュニア世界選手権ビッグエア 長谷川帝勝が2冠&森井姫明麗が銅メダル獲得!

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スロープスタイルに続きビッグエアでも頂点に立った長谷川帝勝 【写真:全日本スキー連盟】

 2023/2024シーズンの口火を切る形で開催されているフリースタイル&スノーボードのジュニア世界選手権 in ニュージーランド。先日のスノーボード・スロープスタイルでは長谷川帝勝選手(STANCER)が見事優勝を果たすなどの活躍をご紹介しましたが、今回は続いて行われたスノーボード・ビッグエアの模様をレポートします。

女子では森井姫明麗が自身初の表彰台

 現地時間の9月4日、ジュニア世界選手権のスロープスタイル競技に続き、ビッグエア競技の決勝が行われました。男子では、長谷川帝勝選手が優勝し、宮村結斗選手(ムラサキスポーツ)が4位で惜しくも表彰台を逃しました。女子では森井姫明麗(ブックオフ)が3位表彰台に輝き、鈴木萌々選手(キララクエストスノーボードクラブ)はこちらも惜しくも4位となりました。
 決勝では、各選手が1人あたり3本の試技を行い、2本のベストランの合計得点で競いました。気温が上昇し、春のようなコンディションで競技が行われましたが、風が時折強く吹くなど、スピードコントロールが難しい状況で多くの選手が苦戦しました。

女子の表彰台。森井姫明麗が銅メダルを獲得した 【写真:全日本スキー連盟】

 女子では森井選手がキャブ900ステイルフィッシュグラブとフロントサイド1080ウェドルグラブを見事に決め、合計150.00ポイントを獲得し3位表彰台に輝きました。鈴木選手はフロントサイド720メランコリーグラブとバックサイド900を成功させ、148.75ポイントを獲得し4位となりました。優勝はカナダのMAHEUX Emeraude選手でした。
 男子では、長谷川選手と宮村選手が1本目を順調にこなしました。1本目から長谷川選手はキャブ1620ウェドルグラブで92.00ポイントを獲得し、宮村選手はバックサイド1620ウェドルグラブで89.00ポイントを獲得し、1本目の段階で1位と2位の位置につけました。しかし、両者とも2本目にミスが出てしまい、3本目での挽回が求められました。

むずかしいコンディションを制した長谷川帝勝の強さ

 競技時間が14:00を過ぎ、ランディングエリアが日陰となり、見えにくい状況となりました。宮村選手はここで大技フロントサイド1800インディに挑戦しましたが、残念ながらランディングに成功することはできませんでした。しかし、優勝に向けて果敢に挑む姿勢が今後の活躍に期待を膨らませます。
 一方、長谷川選手は見事なランを披露し、フロントサイド1620インディグラブを決めて逆転優勝しました。彼の強さを改めて感じる瞬間でした。
 ジュニア世界選手権はこれで終了しましたが、遠征は9月20日まで続きます。次の目標に向けて、チーム全体で選手たちを全力でサポートしていきます。引き続き、応援をよろしくお願いいたします。

報告:スノーボード・スロープスタイル/ビッグエア テクニカルコーチ 稲村 樹
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著者プロフィール

公益財団法人全日本スキー連盟は、日本におけるスキー・スノーボード競技を統括すると同時に、普及・振興の役割も担う競技団体。設立は1925年、2025年には設立100周年を迎える。スキージャンプ、ノルディック複合、クロスカントリー、アルペン、フリースタイル、スノーボードの6競技において、世界で戦う選手たち「SNOW JAPAN」の情報や、FIS(国際スキー・スノーボード連盟)ワールドカップなどの大会情報をお届けします。

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