日本オリンピックミュージアム+(プラス)企画展関連イベントシリーズ「ブレイキン体験」with 日本ダンススポーツ連盟を開催

日本オリンピック委員会
チーム・協会

【ブレイキン体験を開催(写真:フォート・キシモト)】

 日本オリンピック委員会(JOC)は8月13日、日本オリンピックミュージアム+(プラス)企画展関連イベントシリーズ「ブレイキン体験」with 日本ダンススポーツ連盟を開催しました。このシリーズは日本オリンピックミュージアムで開催中の企画展『パリ2024大会1年前→杭州2022アジア競技大会』の関連イベントとして、パリ2024オリンピックの追加競技やアジア競技大会ならではの競技の体験イベントを、競技団体の協力のもと実施するものです。今回はその第一弾として、公益社団法人日本ダンススポーツ連盟の協力のもと、パリ2024オリンピックから加わる「ブレイキン」の体験イベントを開催しました。

 当日は講師として、石川勝之(以下、ダンサー名・Katsu One)さん、真鍋謹良(以下、Choppa)さんと、ゲストアスリートとして津波古梨心(以下、RIKO)選手、半井彩弥(以下、AYANE)選手、半井重幸(以下、SHIGEKIX)選手が登場しました。また、オリンピアンの高橋成美さん(スケート/フィギュアスケート)も参加し、子どもたちと一緒にブレイキンを体験しました。当日のプログラムは3部に分かれて、「ブレイキン体験」と日本オリンピックミュージアム見学会、そしてゲストアスリートへの質問会が行われました。

【子どもたちに指導する石川勝之(Katsu-One)さん(写真:フォート・キシモト)】

■ブレイキン体験

【子どもたちに指導する真鍋謹良(Choppa)さん(写真:フォート・キシモト)】

【津波古梨心(RIKO)選手(写真:フォート・キシモト)】

 ブレイキン体験は未経験者チームと経験者チームに分かれて行われました。未経験者チームは Choppa さんが中心となって指導し、ブレイキンの基本となるステップやフットワークを習いました。最初は初めての動きに戸惑っていた子どももいましたが、みるみる上達していき、終盤には会場に流れる音楽に合わせて習った動きを披露できるようになりました。
 一方の経験者チームは Katsu One さんが中心になって指導しました。まずは基本となるステップを確認するところからスタートしましたが、動きだけではなくかっこいい魅せ方も Katsu One さんが指導してくれました。その後は基本の動きを組み合わせることでより複雑に表現するテクニックを習い、さらに1人1人ソロの練習も行いました。
 未経験者チーム、経験者チームごとの練習が終わると、体験会の最後に発表会が行われました。最初に披露してくれたのは未経験者チーム。 Choppa さんから習った内容をしっかりと披露し、また内容をアレンジして側転を見せてくれる子もいるなど、つい先程まで未経験だったとは思えないほどのダンスを披露してくれました。続いて経験者チームの発表に移ります。子どもたちと高橋さんが、スピーディーで迫力のあるダンスを踊りました。また先程練習したソロパートも1人ずつに用意されており、大人顔負けのパワームーブを見せるなど、 Katsu One さんに習ってレベルアップした姿を披露し、会場から大きな拍手が起こりました。

【半井彩弥(AYANE)選手(写真:フォート・キシモト)】

【半井重幸(SHIGEKIX)選手(写真:フォート・キシモト)】

【練習の成果を披露(写真:フォート・キシモト)】

■日本オリンピックミュージアムを見学

【2階のEXIBITION-AREAを見学(写真:フォート・キシモト)】

 次のプログラムでは、講師やゲストアスリート、子どもたちが一緒にオリンピックの歴史や価値について学ぶミュージアム見学会が開かれました。見学会では「オリンピックって何だろう?」という問いかけのもと、オリンピック旗や各大会の聖火トーチなどの展示品を見学し、自分なりのオリンピックに考えを深めてもらいました。そして「オリンピックゲームス」エリアでは、子どもたちがジャンプコーナーやシンクロコーナーなど、オリンピアンの身体能力に挑戦し、盛り上がりました。

【「オリンピックゲームス」エリアでアスリートの身体能力に挑戦(写真:フォート・キシモト)】

■ゲストアスリートへの質問会

 最後のプログラムとして、ゲストアスリートへの質問会が行われました。ブレイキンが上手くなるコツについて、 AYANE 選手が「たくさん練習することと、負けることも含めてたくさんの経験をすることです」と答えると、 SHIGEKIX 選手は「ブレイキンは他者との違いをどうやって見せるかが勝ち負けに繋がる競技ですが、そこを磨いていくには自分は何が得意か、何が好きかを理解することが重要だと思います」と回答し、最後に RIKO 選手が「練習を一緒に頑張る仲間を大切にすることです」と一緒にブレイキンに取り組む仲間とのつながりの重要さを伝えました。
 また、ブレイキンの魅力について、「日本だけではなく世界中色々な国に行けるところ」と RIKO 選手が回答すると、 SHIGEKIX 選手は「自分がこういう風に表現したいというものを素直に伝えられるところ」が魅力であると説明し、 AYANE 選手は「正解がない競技であるというところと、技ができるようになったときの達成感です」と答えました。
 続いて、ブレイキンの今後の広がりについて質問されると、 RIKO 選手が「ブレイキンだけではなく、ダンスの楽しさをみんなに知ってほしいです」と回答し、続いて SHIGEKIX 選手が「こういったイベントがきっかけで、未経験の子どもがブレイキンに興味を持ってくれたり、経験者の子どもたちがもっと頑張ろうと思ってくれたら嬉しいです」と答え、 AYANE 選手が「ブレイキンの楽しさや面白さを広めていけたらと思いますし、さらにはダンス自体を好きになってほしいです。またこういったイベントに参加した子たちが、学校などでブレイキンの楽しさについて語ってくれるようになって輪が広がっていったらと思います」と語りました。
 最後に、約1年後に迫るパリ2024オリンピックに先駆けて開催されるベルギー2023 WDSF世界選手権や杭州2022アジア競技大会に向けての意気込みとして、 RIKO 選手が「良い結果を残したいという気持ちもありますが、それ以上に自分のスタイルや自分らしさを大切にしたいと思います」と述べると、 SHIGEKIX 選手は「これから参加する大会はパリ2024オリンピックをイメージしながら挑戦すると思うので、良い経験が出来ると思ってワクワクしています」と語り、 AYANE 選手は「これまで様々な大会に出場してきた中で『もっとこうしたいな』『まだまだ伸びる』といった気持ちがたくさん出てきたので、これから出場する大会で成長を示していきたいと思います」と意気込みを語りました。

【子どもたちの質問に答える半井彩弥(AYANE)(左)、半井重幸(SHIGEKIX)(中央)、津波古梨心(RIKO)(写真:フォート・キシモト)】

 質問会の終了後には、参加した子どもたちと講師、ゲストアスリートで記念撮影が行われ、イベントが締めくくられました。

【最後に記念撮影(写真:フォート・キシモト)】

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日本オリンピック委員会(JOC)は、「スポーツの価値を守り、創り、伝える」を長期ビジョンとして掲げ、オリンピックの理念に則り、スポーツ等を通じ世界の平和の維持と国際的友好親善、調和のとれた人間性の育成に寄与することを目的に活動しております。 JOC公式ウェブサイトでは、各種事業の活動内容をはじめ、オリンピック日本代表選手団や、世界で日本の代表として戦う選手やそのチームで構成されるTEAM JAPANに関する最新ニュースや話題をお届けします。

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