【BOATRACE】16万円券の大波乱! 羽野直也がSG初V 平成生まれ2人目のSG覇者誕生 児島オーシャンカップ

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 岡山県倉敷市のボートレース児島で23日、「SG第28回オーシャンカップ」(優勝賞金3400万円)の最終日が行われた。ホーム向かい風が3メートルと緩やかに吹く中、12Rで優勝戦が行われた。

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 ファイナルで大波乱が待っていた。5枠の羽野直也(福岡支部28歳)【写真4枚】が5コースからまくり差し、SG3回目の優出にして初優勝を決めた。平成7年(1995年)3月29日生まれ、28歳でのSG制覇となり、6月徳山グラチャンVの磯部誠(平成2年9月8日生まれ、32歳)に続き、史上2人目の平成生まれSGウイナーとなった。

 2着にその磯部誠、3着に桐生順平が入り、3連単は5-3-4で16万260円の超ビッグ配当。103番人気で、SG優勝戦における歴代最高配当となった。なお、20歳代のSG制覇は、2015年3月尼崎クラシックの桐生順平(当時28歳)以来。また今年のSGは4大会のうち、5月芦屋オールスターの石野貴之以外の3大会で初制覇の選手が誕生した。

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 レースは何が起こるか分からない。優勝戦は、スリットからドラマが待っていた。キーマンは、地元の茅原悠紀だった。進入は枠なりの3対3。1番人気のイン馬場貴也は、オレンジブイ付近の楽な起こしから、コンマ08の仕掛け。しかし、右隣の2コース茅原がフルダッシュでコンマ04を決めた。地元SG初優勝へ、こん身の踏み込みから、1マークは迷わずまくりにいった。1着を取りたい茅原に対して、馬場もインで猛反発。意地のぶつかり合いで、1マークは両者が大きく流れた。

 3コース磯部誠は、内2艇の動きを見て冷静に差したが、ターンの出口で少し流れた。5コース羽野は、1マーク手前で桐生順平を抑えながら、スピードを持ったまくり差しを入れた。これが角度良く入り、バックは内有利に運んだ。2マークはややターンが流れたものの、磯部の逆転を封じて先マイを決めた。

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 レース直後は、まだ放心状態の羽野だったが、事前の準備はしっかり整えていた。「ちょっと緊張していたけれど、できることしかできないと思って、リセットしていきました」。精神面で落ち着き、1マークの判断も普段通り、冷静に運べた。

 「(1マークは)うまく入れたと思います。できることをやって、展開が向いたと思います。でも、2マークは緊張してターンマークを外したので、まだまだですね」。レース後には水神祭も行われた。

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 昨年は3月若松、10月平和島でG1を制し、初めてSGグランプリ(大村)出場を果たした。トライアル2ndまで進んだが、最後の決定戦進出へ、無念の次点に泣いた。「昨年はすごく不甲斐なくて、まだまだだなと思いました。もう1度、チャレンジしたい」。今回の優勝で今年の獲得賞金は4位までジャンプアップ。2回目のグランプリ出場は濃厚で、昨年のリベンジを果たす舞台は整った。

 その前に、羽野は8月に大事なレースが待っている。地元のボートレース福岡で行われるSGメモリアルだ。「僕の目標は地元SGを取ること。メモリアルを精いっぱい頑張ります」。次なるターゲットとなるボートレースメモリアル(福岡、8月22日~27日)制覇に向けて、28歳の挑戦はまだ続く。

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