オールスター2023初出場のパ・リーグ選手(投手編)
左から種市篤暉投手、山崎颯一郎投手、オスナ投手 【(C)パーソル パ・リーグTV】
7月19日(水)20日(木)にマイナビオールスターゲーム2023が開催される。パシフィック・リーグは出場選手31名のうち、初出場が15名。球宴初登板を果たす投手陣の前半戦の活躍を紹介する。(以下、成績は7月17日終了時点)
山崎颯一郎(18HP、3セーブ、防御率1.57)
オリックス・山崎颯一郎投手はパ・リーグ中継投手第1位の548,265票と、ファンの圧倒的な支持を集めてオールスター初出場が決まった。今季は34試合登板のうち、失点したのはわずか5試合。5月7日埼玉西武戦から、7月11日千葉ロッテ戦まで21試合連続無失点だった。守護神・平野佳寿投手の離脱時にはセーブを挙げるなど、今季も必勝リレーの一角となっている。
ロベルト・オスナ(16セーブ、防御率0.33)
福岡ソフトバンク・オスナ投手は平野佳投手との接戦を制し、パ・リーグ抑え投手第1位の353,028票で来日初出場。新天地で来日2年目を迎えた今季は開幕から17試合連続無失点と順調な滑り出し。唯一の失点は、体調不良からの復帰登板となった6月11日巨人戦で丸佳浩選手に許した一発のみ。それ以降は再び失点0の投球を続け、現在まで9試合連続無失点中でリーグ3位の16セーブを挙げている。
山下舜平大(8勝2敗、防御率1.49)
成長著しいオリックス・山下舜平大投手は選手間投票で初選出された。高卒3年目の今季、3月31日の開幕戦でプロ初登板初先発。4月11日東北楽天戦で5回10奪三振無失点と好投し、プロ初勝利を手にする。ストレート、カーブ、フォークの3球種で強打者たちをねじ伏せ、勝ち星はリーグ2位の8勝。晴れ舞台での姿も楽しみだ。
山崎福也(7勝2敗、防御率3.65)
リーグ3位タイ7勝のオリックス・山崎福也投手は監督選抜で初出場。5月27日埼玉西武戦から自身6連勝中と今季も先発ローテーションの一角で活躍している。一方で「日本生命セ・パ交流戦 2023」では5打数2安打1打点1得点、打率.400と得意の打撃も光った。オールスターの舞台でも「二刀流・山崎福也」は実現するだろうか。
種市篤暉(6勝4敗、防御率2.68)
復活のシーズンを送る千葉ロッテ・種市篤暉投手が監督選抜で初出場。2020年にトミージョン手術を受けた種市投手は、今季3年ぶりに開幕から先発ローテーション入り。奪三振107と奪三振率11.46は、どちらもチームメイトの佐々木朗希投手に次ぐリーグ2位の好成績だ。
ルイス・ペルドモ(29HP、1セーブ、防御率1.67)
来日1年目の千葉ロッテ・ペルドモ投手が監督選抜で初出場する。守護神・益田直也投手へつなぐセットアッパーを務め、リーグトップの29ホールドポイントをマーク。ツーシームを武器に打たせて取る投球が特徴だ。ベンチやヒーローインタビューで垣間見える、明るいキャラクターと笑顔にも注目。
加藤貴之(5勝6敗、防御率2.61)
エスコンフィールドの公式戦開幕投手を務めた北海道日本ハム・加藤貴之投手は、監督選抜で初出場。テンポのいい投球でここまで5勝を挙げ、12球団トップの与四球率0.71が表すように今年も制球の良さはピカイチ。6月14日の交流戦では敗れたものの、横浜DeNA・バウアー投手とハイレベルな投手戦を演じている。
田中正義(14セーブ、防御率2.40)
パ・リーグ6位の14セーブの北海道日本ハム・田中正義投手も監督選抜でうれしい初出場を果たす。今年1月にFA権の人的補償で福岡ソフトバンクから北海道日本ハムに移籍。4月26日に2奪三振含む3者凡退でプロ初セーブ、5月7日東北楽天戦ではプロ初勝利も挙げた。新天地で抑えとして花開いた苦労人が、自慢のストレートでオールスターを盛り上げてくれるはず。
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