【北海道誕生20年】斎藤佑樹×杉谷拳士 スペシャル対談
北海道日本ハムファイターズOBの斎藤佑樹氏(右)と杉谷拳士氏 【ⒸH.N.F.】
プロ入り前に感じたファイターズとの縁
杉谷氏 自分に合っている、ではないですけど、ファイターズの選手の楽しくやっている姿っていうのは「僕もこういうプレーヤーになりたいな」と思ったきっかけでした。入団テストも受けてファイターズに指名していただき入団したときには、もうファイターズは強かった。優勝した姿を入団してすぐ見させてもらいましたし、やっぱり入った球団ってこんなにもレベルの高い球団だななんて感じて。そこから将来はこのグラウンドに立って優勝してる姿、優勝の輪に入っているように練習に取り組めたかなと思いますね。
杉谷氏は2008年にドラフト6位で入団。その2年後のドラフトで、4球団競合の末に斉藤氏はファイターズに1位指名を受けた。杉谷氏は「ファイターズに来るだろうなと思った」と直感があったという。2人が最初に顔を合わせたのは2010年の国体。当時の東東京代表の帝京高校、西東京代表の早稲田実業が同じ宿所だった。齋藤氏の耳に入ってきたのは「杉谷って面白いらしいぞ」。夏の甲子園では「1年ですごいショートがいる」程度の評判だったが、「面白い」が加わり一気に興味が芽生えた。その後、早実の宿舎に杉谷氏が挨拶に来たことが始まりだった。
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斎藤氏 ちょうど足にピッチャー返しが当たって。アイシングなど治療していたんです。
杉谷氏 第一印象は「爽やかな素敵な方だな~」と思ったら、アイシングのときにずっとお尻をつねってくるんです(笑い)足に当たって、ちょっと変になっちゃったのかなと思っちゃいました。
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ファイターズで培った挑戦する大切さを胸に
斎藤氏 今、野球を終えて色んな企業の方達とお話するんですけども、野球選手とはまた別の意味で、個性が強いなと感じる方ってなかなかお会いすることがない。僕の会社のビジョンとして「野球未来づくり」を掲げているんですけど、ファイターズが向かう方向が、まさに近くて勉強になるなと思っています。やっぱりファイターズの進む先は楽しみだし、僕も何かの形でやっぱり野球界の未来を一緒に考えていけたらなって思いますね。
杉谷氏 僕も、挑戦に溢れた会社にしたいなと思い企業しましたし、ファイターズに在籍している時の挑戦によって、未来は切り開かれるなと思っていました。それこそ、ファイターズは足を止めないんじゃないですか。どんどん前に前に、新しいことに取り組んでいく。その姿っていうのがファイターズでの14年間で思ったこと。ファイターズの挑戦に、これからも一緒に携われることができたら嬉しいなと思っています。これから北海道にどういう形で恩返しするか、また野球界にどういう形で貢献できるのかってことを考えながら、ファイターズの皆様と寄り添いながら進むことができたらいいなと思っています。
6月30日~7月13日【HOKKAIDO 20th MEMORIAL SERIES】 【ⒸH.N.F.】
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