川岸史果 意外なディズニーとの相性

チーム・協会

【Photo:Atsushi Tomura/Getty Images】

ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ 真駒内カントリークラブ 空沼コース(北海道)

 ディズニーが幸せを運んできた。川岸史果がうれしそうに話している。「今月からカステルバジャックさんとウェア契約をしました。うれしいです。考えてみれば、大きな転機になったのかもしれません」。

 この日のプロアマ大会、おやっと目を見張ってしまったのは、ミニーマウスが大きくプリントされたウェアを着用していたことだ。しかも、秘話があった。「春にお話をいただき、5月からモニター提供してくださった。本当にありがたい。今、思えばこれが良かった。気分まで変わった気がします」という。

 6月、リシャール・ミル ヨネックスレディスで6年ぶりの復活V。ツアー通算2勝目を飾った。ツキが変わったのだ。勝利には当然のように実力がモノをいう。しかし、よくいわれるのは、プラスアルファとなる目に見えないものも必要-とはよくいわれることだ。それが、ウェアだった。

 前週もこんなことが・・・。第2日の前半、3、7番で2イーグルを奪取した。仮に、あとひとつ3イーグルをとれば史上初の快挙。「記録のことはまったく知らなかったけど、イーグルがとれる時って、文句なしに調子がいい。そうでなければ無理です。加えて、パー4のイーグルはすごく難しい。それから、パー5にしても完ぺきでなければとれません。だから、ラウンド中にもかかわらず、ちょっとワクワクしました」と言葉を区切り、「でも、油断をしたわけではないけど、後半は一転。40も叩いた。しかも、終わってみればカットラインをギリギリで予選通過です。まさか、まさかの一日でした」と振り返る。

【Photo:Atsushi Tomura/Getty Images】

 そうはいっても、好調は確かだった。その証拠に決勝ラウンドでは14位タイ→11位タイと急浮上。そして、今大会へ挑戦である。

 「フェアウェイが狭いです。でも、私は飛距離を稼いで勝負ですから、第1打がフェアウェイキープだったら、ピンを狙う。ラフへ行ったら、グリーン狙いの作戦です。グリーンが小さいから、そう決断した。ただし、ラインは読みづらいけど・・・」と胸の内を明かす。

 ミニーマウスからスタートして、意外なエピソードの連続。さらに驚くような気分転換の方法まで話してくれた。「素潜りが趣味。海中でさまざまな生物を見ていると、アッという間に時間が過ぎる。朝10時から海へ入って気がつくと、午後4時になっていたこともしばしばです」。

 さて、今大会はどんなシーンを演出するのか。誰にもわからない。ただひとつ、いえることは調子がかなり良さそう-表情をみれば一目瞭然だった。

(青木 政司)
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

一般社団法人日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)が運営する公式サイトです。女子プロゴルフツアーのスケジュールをはじめ、試合速報、選手のスタッツ、各大会の最新ニュースやクォリファイングトーナメント(QT)、プロテスト、レッスンの情報などを配信中。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント