元BsGirls MIYUのネクストステージ BsTV、BPB DX動画制作で奮闘中 「勉強の毎日」
【オリックス・バファローズ】
2022年までBsGirlsのパフォーマーとして活躍したMIYU 【オリックス・バファローズ】
◆BsGirls時代から動画制作に奔走
2016年から22年まで7年間、BsGirlsのパフォーマーを務めたMIYU。本格的な動画制作に出会ったのは、21年3月、BsGirls公式YouTubeチャンネル「BsGirls Channel」立ち上げの時だった。「BsGirlsをもっと支えられる存在になりたい」と、自ら編集担当を買って出た。
スマートフォンアプリを使った動画編集は得意だったものの、ほぼ未経験。「何から始めていいのかもわからない。時間もない。どうしよう」。最初は戸惑いながら手探りで仕上げ、周囲のメンバーを巻き込んで編集の確認作業をしてもらったという。反省点を見つけては改善の繰り返し。勉強は欠かさず、編集が上手いと感じたユーチューバーの動画を月に200本近く視聴して技術を磨いた。いつしか自費で高性能のカメラや機材を購入するほど、動画制作にのめりこんでいった。
「卒業後も、大好きなバファローズを支える仕事がしたい」。そんなMIYUの真っすぐな思いと、動画制作のスキルが、ホットファクトリーの目に留まった。今年のキャンプインと同時に入社し、これまでとは異なる新しいシーズンを過ごしている。
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BsGirlsの撮影を行うMIYU 【オリックス・バファローズ】
◆元BsGirlsだからこそできること
彼女が特に生き生きとした表情で撮影するのは、やはりBsGirls。この日は「夏のデートに恋人に着てほしい服装」をテーマに、4つのデザインイラストからメンバー一人ひとりがチョイスした。「どうしてそれを選びましたか?」「じゃあ、その服を着た恋人と、どこでデートしたい?」。楽しげに深堀りするMIYUに、メンバーは気負わずありのままの言葉を返す。「メンバーと一緒になって撮影している気持ちです」とMIYU。それぞれの個性を引き出すことに意識を向けながら、一体となって撮影を行えるのは、彼女の大きな強みとなっている。
MIYUが家族のように慕うCHALこと松元唯香㊨ 【オリックス・バファローズ】
◆元BsGirlsリーダー、CHALからの言葉
BsGirlsに入って間もない頃、MIYUはパフォーマーだけでなくヴォーカルにも挑戦したい思いで揺れていた。その時に松元から受けたアドバイスは「まずは、目の前にある自分のできることに100パーセントの力を出し切った方がいい」。その言葉で、パフォーマーとしてダンスを極める覚悟ができた。それが、自身のBsGirls内でのポジションを確立していくことにも繋がったという。
今の仕事にも通じる部分がある。周囲の先輩のスキルの高さに圧倒され、悩むこともあるが「自分ができることをしっかりと追求していきたい」。ブレずに、今すべき仕事に真っ向から向き合うことで、長所を伸ばしていこうとしている。
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◆「素顔や意外性をどんどん引き出したい」
バファローズの魅力について語り出すと止まらない。「BsGirlsって、むっちゃ可愛いんです。選手の皆さんって、すっごく面白いし格好いいんです。それをファンの皆さんにもっと知ってほしい」と熱い思いを持つMIYU。BPB DXの制作には、特に力を込めて「『この選手、こういう一面があるんだ!』と、気付いてもらえるコンテンツにしていきたい。選手の素顔や意外性をどんどん引き出していけるように頑張ります」と意気込んでいる。
転身しても思いは同じ。バファローズを愛し、ファンに楽しんでもらうために、できることに精一杯取り組む。新たなステージで再スタートを切ったMIYUは、忘れられない初めての夏に100パーセントの力を注ぐ。(西田光)
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