【ラグビー/NTTリーグワン】“あと一歩”を逃した悔しさを晴らすとき。最高の下剋上へ、第一関門は打倒王者<横浜キヤノンイーグルス>

横浜キヤノンイーグルス コーバス・ファンダイク選手 【©JRLO】

横浜キヤノンイーグルス(以下、横浜E)にとって、初挑戦となるNTTジャパンラグビー リーグワン2022-23のプレーオフトーナメントがいよいよ幕を開ける。レギュラーシーズン4位の横浜Eがチャレンジする相手は、昨季のチャンピオンチームであり、レギュラーシーズン1位の埼玉パナソニックワイルドナイツ(以下、埼玉WK)。試合日程は5月13日(土)14:35キックオフ。会場は日本ラグビー“東の聖地”秩父宮ラグビー場だ。

あの日の悔しさは、心に深く刻まれている。今季唯一の対戦となったディビジョン1第6節のビジターゲームは横浜Eが終了間際まで19対14とリードを奪いながらも、土壇場で前年王者の地力に屈し、悔しい逆転負けを喫した。

こうして王者の厚き壁にはね返された横浜Eだったが、転んでもタダでは起きなかった。「強いチームとのクロスゲームを演じられたことがわれわれの自信になった」とコーバス・ファンダイク。「土壇場で負けてしまった」(コーバス・ファンダイク)経験を糧とした横浜Eはその後、見事に立ち直り、チームにとって積年の悲願だったトップ4入りを実現させた。

ビッグステージで挑む昨季王者との“リベンジマッチ”。コーバス・ファンダイクは言った。

「埼玉WKはベースの部分がしっかりとしているし、エラーも少ないチームだが、しっかりとプレッシャーを掛けて、相手のエラーを生み出すようなプレーをできればと思っている。確かにトップ4はわれわれの目標だったが、そこがゴールではないし、まだまだわれわれの仕事は終わっていない。まずは準決勝を制し、次の決勝進出を勝ち取りたい」

4位という最後尾から狙う“下克上”。第一関門となる準決勝の舞台装置は「日本の伝統あるスタジアム」(コーバス・ファンダイク)の秩父宮ラグビー場だ。先発予定であるコーバス・ファンダイクは「自分にとってもステップアップになるビッグマッチ。とてもワクワクしている」と目を輝かせながら、強い決意を口にした。

(郡司聡)
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ジャパンラグビー リーグワンは、「あなたの街から、世界最高をつくろう」をビジョンに掲げ、前身であるジャパンラグビー トップリーグを受け継ぐ形で、2022年1月に開幕した日本国内最高峰のラグビー大会です。ラグビーワールドカップ2023を控え、セカンドシーズンとなるリーグワン全23チームの熱戦をご期待ください。

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