GR東葛、前半に先制するも後半力尽きる

NECグリーンロケッツ東葛
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GR東葛、前半に先制するも雨中の激闘に後半力尽きる!

NECグリーンロケッツ東葛 7 ― 32 東京サントリーサンゴリアス

前半(1T1G) 7― 15 (2T1G1PG)

後半 0 ― 17 (3T1G)

SH:ニック・フィップス 【NEC GREEN ROCKETS TOKATSU】

降り続く雨のなかで迎えたキックオフ。

ホストスタジアムの柏の葉公園総合競技場に戻ったグリーンロケッツ東葛は、立ち上がりからサンゴリアスに圧力をかけて、相手陣でのマイボールラインアウトを得る。

ここでサンゴリアスLOハリー・ホッキングスに投入したボールをはたかれるが、こぼれ球にHOアッシュ・ディクソンが鋭く反応。身を挺して飛び込み、マイボールにすると、そこから左へ展開。FWで密集戦を続けて、最後はCTBクリスチャン・ラウイがゴールポスト脇に飛び込み、2分に先制トライを挙げた。

ラウイの今季5つめのトライに、SO前田土芽がコンバージョンを加え、7対0と幸先の良いスタートを切った。

7分にサンゴリアスにPGを返された後も、グリーンロケッツ東葛は、鋭い出足と粘り強い防御でサンゴリアスに圧力をかけて対抗。

15分には、ゴール前のラックでWTB後藤輝也がジャッカルを決めて反則を誘うなど、五分に渡り合った。

18分には、FLに入ったアセリ・マシヴォウが素晴らしいタックルを見せて反則を誘い、ラインアウトからトライを狙ってNO8フェトゥカモカモ・ダグラス→ディクソン→ダグラスのサインプレーを見せたが、惜しくもスローフォワードの判定でトライはならず。

逆に、22分にはこのスクラムからのキックパスを起点にサンゴリアスにトライを奪われ、7対10と逆転された。

その後は、両チームともチャンスを作りながらも雨でミスが出て追加点を奪えなかったが、前半最後のプレーとなったスクラムでサンゴリアスにフリーキックを与えてしまい、そこからトライを許して、7対15で後半を迎えることになった。

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後半も、立ち上がりにチャンスをつかんだのはグリーンロケッツ東葛だった。

防御で相手をタッチラインに押し出し、マイボールラインアウトを獲得してアタック。サンゴリアスの反則を誘い、47分に前田がPGを狙う。しかし、足を滑らせてミスキックとなり、追加点とはならなかった。

50分にはSHニック・フィップスが、ハーフウェイラインから少し自陣に入ったところで渾身のジャッカルを決めて、なんとか反撃に結びつけようとする。だが、攻め込んだところでボールを奪われて、好機を活かせない。

逆に、ゴール前に攻め込まれた55分には、LOジェイク・ボールが危険なプレーでイエローカードをもらい、10分間を14人で戦うピンチに。そして、57分にサンゴリアスにトライを追加され、7対22とスコアが開く。

ジェイクが戻った後の66分には、相手キックのこぼれ球がサンゴリアスSOアーロン・クルーデンに入ってトライを奪われ、74分にもさらにもう1トライを失ったグリーンロケッツ東葛は、ホストの意地を見せて終盤に猛反撃。

何度もサンゴリアスから反則を誘ってゴール前へと攻め込む。

しかし、途中出場のFLカヴァイア ・タギヴェタウアがラックに持ち込んだところでジャッカルされて試合が終了。

後半を無得点に抑えられたグリーンロケッツ東葛は、7対32で敗れた。

(取材・文:永田洋光)
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著者プロフィール

NTTジャパンラグビーリーグワンに加盟するラグビーフットボールチーム。 日本選手権優勝3回、マイクロソフトカップ優勝1回の実績がある。2021年にリブランディングを行い、千葉県東葛エリアをホストタウン(千葉県我孫子市、柏市、松戸市、流山市、野田市、鎌ケ谷市、白井市、印西市)とし、チーム名を「NECグリーンロケッツ東葛」に改称。柏の葉公園総合競技場で開催されるリーグワンの試合をホストゲームと位置付けて運営している。「WIN THE RACE」をスローガンとし、日本一を目指す。

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