プレミアリーグ第23節、マンチェスター・シティはアストン・ヴィラをホームのエティハド・スタジアムに迎え入れた。前節のトッテナム戦で手痛い敗戦を喫しただけに、絶対に負けられない試合だった。

　試合は序盤にマンチェスター・シティが先制に成功する。左サイドのコーナーキックから、ロドリがニアでヘディングを合わせて幸先よくリードを奪った。マンチェスター・シティは前線から積極的なプレスをかけてアストン・ヴィラの攻撃を無効化し、試合を完全に支配下に置いた。

　次の点がいつ決まってもおかしくない中、2点目が決まったのは39分。デ・ブライネの裏のスペースへのロングボールを、アストン・ヴィラのカラム・チャンバースがクリアミス。これをハーランドが回収すると、中央に高速のクロスボールを供給し、走り込んでいたギュンドアンが難なく決めてリードを2倍に広げた。

　さらに前半終了間際に、左サイドの連携からペナルティエリアに侵入したグリーリッシュがジェイコブ・ラムジーに倒されてPKを獲得。これをマフレズが決めてリードを3点に。

　圧倒的な内容で前半を折り返したシティだが、3点のリードに余裕を感じたのか、後半は前半と比べると少し攻撃のペースが落ちたように見えた。すると、それまでほとんど脅威となっていなかったアストン・ヴィラが、一瞬の隙を突き、ドウグラス・ルイスのパスで裏に抜け出したオリー・ワトキンスが1点を返す。

　しかし試合のスコアがこれ以上動くことなく、その後のアストン・ヴィラの攻撃をシャットアウト。ほぼ完璧と言える内容で快勝したマンチェスター・シティはホームで勝ち点3を獲得し、次節のアーセナルとの天王山に弾みをつけた。