【ラグビー/NTTリーグワン】トライランキングトップを走る尾崎晟也 ライバルに差をつけるプレーを<東京サントリーサンゴリアス>

【(C)JRLO 東京サントリーサンゴリアス 尾崎選手(左)】

1月14日のNTT ジャパンラグビー リーグワン2022-23 ディビジョン1第4節。3連勝を狙う東京サントリーサンゴリアスは、兵庫県・ノエビアスタジアム神戸を舞台に今季初のビジターゲームとなるコベルコ神戸スティーラーズ戦を迎える。ともにここまで2勝1敗同士の負けられない一戦だ。

前節、60分以上にわたって14人でプレーする苦しい試合を制した東京サントリーサンゴリアスは、どの選手、首脳陣に聞いても「大きな自信をつかむことができた」と口をそろえる。そして今、チームでこの「自信」にもっともあふれている選手といえば、ここまで5トライを決め、トライランキング1位を走る尾崎晟也ではないだろうか。

開幕から3試合連続トライ中で、第2節、第3節はともに1試合2トライ。いずれも試合終盤の追加点が欲しい場面で決めた貴重なトライとあって、勝利への貢献度も大きい。

「プレシーズンからステップやスピードの部分を強化してきたので、そこが出せていると思います」

こう語る尾崎は、トライを奪うためにもう一つ意識していることとして「コミュニケーション」を挙げる。

「周りの選手との連係や自分の欲しいタイミングはどこか、普段の練習から意識してコミュニケーションを図っています。それがゲームにもつながっていると思うので、より一層磨きをかけていきたいです。(前節で)トライに限らず、14人でも勝利できたのは、より密の濃いコミュニケーションをとって、全員が一人分以上のハードワークをしようと意思統一できたから。その点は良かったと思います」

第3節で劇的勝利を収めた翌日は、同じ帝京大学OBの流大、堀越康介らとともに大学選手権決勝を現地観戦。圧倒的な強さで日本一に輝いた後輩たちの勇姿からも大きな刺激を受けたという。

「前半からフィジカルの部分で圧倒しているなと、安心して見ていました。後輩たちの活躍を見ると、アジリティー(俊敏性)を上げるために厳しいフィットネスに取り組んだ学生時代を思い出します。その蓄積があるからこそ、今季も試合終盤までフィジカルの部分で落とさずプレーできています」

対する神戸には4トライでランキング2位につける中嶋大希がいる。チームの順位も、トライ数でも、ライバルに差をつけるプレーを期待したい。

(オグマナオト)
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著者プロフィール

ジャパンラグビー リーグワンは、「あなたの街から、世界最高をつくろう」をビジョンに掲げ、前身であるジャパンラグビー トップリーグを受け継ぐ形で、2022年1月に開幕した日本国内最高峰のラグビー大会です。ラグビーワールドカップ2023を控え、セカンドシーズンとなるリーグワン全23チームの熱戦をご期待ください。

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